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100.最強とは名誉を譲れる事だ!

『簡単に治せたのに凄い殴られたのは気のせい?』


『何事もまずは弱らせないと駄目だろ?それより何でこんな事になったんだ?』


『う〜ん、荒野で寝てたらしくてさぁ、お腹減ったから地下都市に向かう途中、ポケットに薬みたいなのが入ってたからそれを食べたら変身したのよ』


フーコはあの時の記憶が無いのか寝ていた事になっていた、好都合なので真実は隠しておこう。


『腹減ったら薬も食うの?お前の馬鹿さが俺の予測を遥かに上回ったぞ』


『起きたらお腹空いてたの!薬ってお菓子みたいじゃん』


そういえばフーコはいつも腹が減ってたと言っていたが復活する時食べた物は再生しないのか?


『それでも薬は食わんだろ?化物は俺が倒した事にして誤魔化すぞ』


『おうよ!私の黒歴史に登録しておくわ!』


『それでお前が吹っ飛ばした人がギルマスなんだけど生きてるか確かめに行くぞ』


『マジで!?ギルマスって強いイメージだったけど大した事無かったわよ?』


『お前、本当に反省してる?お前は人の中では上位に入る実力者になったんだ、手加減ぐらい覚えろよ』


『上位の実力者・・・むふふ、良い響きね!』


コイツは反省する気無いと判断したので諦めてギルマスを探しに行く。


『あっ!発見!すっごい吹っ飛んでたな!』


『グッタリしてるわよ、早く治して地竜の報酬貰いましょ』


ギルマスはピクリとも動かないので回復魔法を掛けて起きるまで待つ。


『静かになったな、化物達は倒し終えたのかね?』


『かもね、私は化物見てないからそんなにいなかったのかも』


すると剣を抜いたミウさんが現れる。


『凄い気配が急に消えたから来てみれば貴方達が倒したのね、フーコちゃんも見違える程強くなってるし』


『ミウさんは私が強くなったの分かるのね!ふふふ、同じ実力者同士仲良くしましょ!』


『コイツは無視して良いから、それでミウさん、化物退治は終わったの?』


『うん、フレイアさんが粗方片付けたから早く終わったわよ』


『フレイアは一緒じゃないの?オーロラも見てないし』


『フレイアさんは飲みに行ったわ、オーロラさんは変な格好の老人と戦って大怪我を負い救護室で眠っています』


『変な爺さんは倒したから終わりだな』


『倒したの?あの老人はオーロラさんを圧倒してたのに・・・』


『まぁ強かったからな、爺さんも本気じゃ無かったからなぁ、俺の予想だとまだ生きてるから気を付けた方が良い』


『オーロラさんのお見舞いに行く?行くなら案内するけど』


『生きてるんでしょ?先に地竜の報酬貰ってから飯食って行こう』


『さんせーい!お腹ペッコペコなのよね!』


『ううっ、お前達・・・あの化物は・・・』


ギルマスが起きたのでミウさんに説明して貰った後、俺達の報酬の件も話した。


『化物の件は分かったが・・・地竜の報酬はすぐには払えんな、壊れた建物等の修復が先になるからな』


『地竜が売れれば手数料でどうにかなるんじゃないの?』


『地竜なら共和国の連中が買ったろうが、強盗事件があって払えんだろうから他国に売る為に時間が掛かるんだ』


『へ、へぇ、大変なんだな!どれくらい掛かりそうなんだ?』


『一カ月は欲しい、運べる手段があるなら他国で売れば早いと思うがどうする?』


『面倒だから預けておくよ、冒険者カードに振り込めるんだよね?』


『そう言ってくれるとこちらは助かる、地竜売買の手数料は復興に使わせて貰う』


『地竜なら荒野に2体転がしてるから回収よろしく!じゃあ俺達飯食いに行くから』


『2体!?ちょっ!?お前達待てっ!おい!聞こえてんだろ!』


俺達は戦闘のせいで耳が悪くなっているのかギルマスを置いて飯屋へと向かった。


『良かったの?ギルマス叫んでたわよ?』


『ん?戦闘の影響で男の声が聞こえなくなったみたいだ』


『普通に話してたでしょ・・・でも荒野と言えば伝説の地竜は見た?』


『伝説の地竜?そんなのが居るのか?』


『普通の地竜の10倍は大きいのが居てねぇ、昔喧嘩売ったんだけど相手にもされなかったわ』


フーコと戦わせた奴も大きかったが気のせいだろう。


『フーコが倒した奴も大きかったぞ、なぁフーコ?』


『何言ってんのよ?あれが伝説の地竜に違いないわ!

その方が私に倒されるのに相応しいもの』


そして飯屋に到着し食事をしていると周りが騒ぎ始める。


『おい、知ってるか!?伝説の地竜が討伐されたんだとよ!今さっき力自慢達が地竜を運ぶのに駆り出されたらしいぜ!』


『マジかよ!?俺、見た事無いから見に行っても良いかな!?』


『俺も行くぜ!あんなの倒せる奴はどんな化物なんだろうな!』


ミウさんが俺を睨みつけてくるが無視してフーコに話を振る。


『フーコが倒した奴が伝説の地竜だったみたいだな!

おめでとう!』


『はははっ!私の伝説はこれからよ!皆ついて来れるかしらね!』


『追う奴いないから安心して良いぞ』


『うぉい!?ついてこいよ!ミウさんも歴史に名が残るわよ!』


『私は自分の力で残すから大丈夫よ』


『あれ?皆冷たくね?お願いだから構ってよ!その場のノリで良いから!』


すると飯屋の扉が勢い良く開きユーリ達が入って来るとユーリはフーコの前に立つ。


『フーコちゃんが地竜を倒したそうね?』


『そうなのよ、ユーリちゃん!凄いでしょ!』


『フーコちゃん!私と決闘しなさい!』


『私の真の実力を見せる時が来たようね!』


『次回、フーコ死す!お楽しみに!』


『ユーリちゃんの後はアンタを倒すわね!』


ユーリ達が外に向かうみたいなので飯を魔法で浮かせ食べながらついて行くラッキーであった。

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