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3話 これから一緒に…

この道はあまり街灯が無く薄気味悪くあまり近寄りたくない道だ。そんな中、女ロボットがこう言ってきた。


「後ろから何者かが私たちをついてきてます」


しかし茂はそう言われ振り返っても誰も人の姿は無かった。

誰もいないじゃないかと答えると確実にいると言ってきてたしかにカワウソも何もない電柱の後ろの方をじっと見つめている。

けれども茂が何も異変はないと言いまた歩き始めて数分たった頃、また異変に気付きこう言ってきた。


「今、何者かがおじさんに急接近しています」


「さっきも言ってたが後ろに誰もいないだろ」


そう言いながらまた後ろを振り返ったがやはり茂の目には誰もいなかった。


「いやでも今はおじさんの真後ろにいます」

そう言われまた進行方向の前の方を向くと全身真っ白な姿をした人が口や目などは無いがそこに存在しそれを目の当たりにした茂は驚きまた尻もちをつ

いてしまった。


「何なんだお前は、人なのか」


「私には体温測定機能があるのですがこの白い物体から体温が感じられません」


「じゃあ俺らの目の前に現れてるこれは一体何なんだい」

その質問に女ロボットがこう予測し答えた。


「幽霊じゃないですかね」


茂はそんなことあるはずないと思いつつもこんな出来事が起こるのは幽霊がそこにいる以外考えられなかった。

そんな突然目の前に現れた白い姿をした幽霊だがある物をじっと見ている。


「もしかしてあんたこれ食うのか」

幽霊はそれに答えるようにうなずきあの唐揚げ弁当を恐る恐る与えると唐揚げを一つ受け取り食べたのでそれを見た茂はこう思った。


( この幽霊、口が無いから唐揚げを食べたというか吸い込んでいったな)


その後、幽霊の要求を満たした所でその場から立ち去りまた歩き出したがずっとまだ茂たちの真後ろに付いてきて何かに察した茂は幽霊にこう聞いた。


「あんたも俺らに付いてくるつもりか」

そうすると幽霊は大きくうなずき喜ばしい感じをしていたのだ。


「まあ害は無さそうだから大丈夫だろう」


そしてこの道には茂とダンボールから拾ったカワウソと謎の建物から発見した女ロボットと先ほど遭遇した幽霊が雲一つない月が照らす中歩いてやがて

茂が住んでるアパート近くまできたのだ。


( 今日はいろんなことがありすぎたな、平凡な日常を刺激するものがあればと思いちょっと普段とは違う道を行っただけなんだけどな)


一方、女ロボットが指を差しこう言ってきた。


「あそこから黒い煙が見えます、何でしょうか」


それを聞いた茂が急に慌てて走り出した。


「あそこは俺んちのアパートだよ」


茂たちはそこまで急いで走っていくとその先には墜落して動けなくなっていたUFO があった。


そして上の方にある扉を開き宇宙人らしきものが一匹グレイみたいなものが急いで出

てきて次の瞬間、故障し黒い煙があがっていたUFO が爆発し跡形

も無く消えてしまった。


それを見た茂はそのグレイに唐揚げ弁当の最後の唐揚げを上げこう言った。



「あんたも俺の所来いよ」


そうしてこれから茂はカワウソ、女ロボット、幽霊、そしてUFO が爆発し行くあてが無くなった宇宙人とともにこのアパートでの生活が始まるのだ。



次の日、異変に気付いたアパートのおばあさんの大家がインターホンを鳴らし訪ねてきた。


「田中さん動物を飼いだしたしょ、このアパートは動物の飼育が禁止されているのは知っているよね」


「昨日から動物と思われる鳴き声が漏れて聞こえてくるんだよね」


と大家はかなりきつめの口調で言ってくるが茂はこう言い返した。


「ペットの飼育が禁止されているのを知っていますから別に動物を飼ったりとかはしてませんよ、けれど連れてきたグレイはいますけど動物では無いです

から別にいいでよね」


そう言うと大家はこう答えた。


「宇宙人は人だから別に問題ないか」


そうしてうまく誤魔化しカワウソを追い出されなくすんだ茂だった...

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