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スパルタ授業

プロローグ 少し書きたしました。

前話 大量に書きたしました。先に読んで下さい。

アンジェラ “虹色の髪”から“青みがかった虹色の髪”に変更しました。すいません。


チュンチュン

「ぅぅん」

小鳥の鳴き声で目が覚めた。


(小鳥なんて、めずらしい)

ボーッとした頭でそんな事を考えながら、ゆっくりと目をあけ、ノロノロと起き上がる。


(あれ?天井、茶色かったっけ)

覚醒しきっていない頭では思い出せない。ゆっくりと周りをみる。


「…………!!」

やっと、ここが自分の部屋じゃないことに気付いた。瞬間、また何かあったのかと、見知らぬ部屋にいる事に恐怖にする。


「あっ!」

思い出した。私、転生したんだ。そうだよ、転生したんだよ。もう、あんなこと思い出すのはやめないと。


「アイナー、おきたー?」

扉の向こうからそんなアンジェラの声と、足音が聞こえる。

「うん!」

すぐに答え、サッと顔を洗ったあと急いでドアをあける。


「アイナ、おはよう」

開けた瞬間、ふわっとした可愛い笑顔であいさつされた。

「お、おはよう!」

か、可愛い!可愛いすぎる!なんだこの生き物。あ、天使か。ほんと、出会えて良かった。神様ありがとう!


「アイナ、食堂いくよ」

「えっ、食堂?」

「そう、天使は数が少ないからだいたい皆で食堂で食べてるの。その方が仲良くなれるし」

「へー。いいね!皆仲良し」

「うん」


あー。アンジェラの笑顔は癒されるなー。幸せ。


「アイナ」

私がアンジェラの笑顔に癒されていると、アンジェラがやけに真剣な表情でいった。

「実は……」


そして私は、ケイさんについての衝撃の事実を知った。なんと、ドSイケメンだった。カッコいい。

……まあ、それはさておき、食堂は良かった。料理は最高に美味しかったし、いろんな天使さん達と話もできた。すごい楽しかった。

今は、これからアンジェラのおじいちゃんのウィリアムさんがいろいろ教えてくれるみたいで、その部屋に向かってる。ちなみに、部屋の場所は朝食のあと教えてもらった。


ここだ。

ドアの前に立ち、トントン、とノックする。


「アイナです。ウィリアムさんはいますか?」

「おぉ、いるぞ。入ってこい」

すぐに返事がかえってきた。

「失礼します」


ドアをあけると、赤みがかった虹色の短髪に無色の瞳の男の人がソファーに座っていた。若っ。そしてイケメン。がっしりしててまさに鍛えてますってかんじ。まったくじいちゃんに見えないな。なんか、イメージしてたのと違う。


「まあ、適当なとこに座れ」

そう言われたから、ウィリアムさんの机をはさんで向かいのソファーに座った。


「よし。じゃあ、授業始めるぞ」

その言葉で、ウィリアム流スパルタ授業が始まった。





「はー、づがれだー」

「ハハハ。お前、なかなか見込みがあるな」

クッ、こいつめ。

「今日の授業はここまでだ。じゃあ、また明日な。ほら、出てけ出てけ」

そういい、ウィリアムはシッシッ、と手を動かす。

「はいはい。出ていきますよーだ」

そういい、私はウィリアムの部屋から出た。



私がこんなに疲れたのも、ウィリアムにさん付けするのを止めたのも、原因は……

「あぁ、そうそう。多人族には冒険者って職業もあるな」

この一言だった。


始めは、この世界についてのあれこれをスパルタで教えてもらってた。ウィリアムって早口だし、さすがケイさんの父親と言うべきか、Sっ気があるんだよね。でも、勉強は得意だからそれにはついていけたんだよ。だけどねー、前世からの憧れ冒険者っていうのを聞いて、つい「それ、なりたい!」って叫んじゃって、それからは大変。

「それなら俺直々に鍛えてやる」って言って地獄のトレーニングの始まりですよ。

いや~、つらかった。まぁ、そのおかげで前世でなかった体力は結構ついたけどね。つらくてさん付けする余裕なんてなかった。そして、そのままの流れでさん付けはなくなった。


「あぁー、やっとついたー」

部屋に入った瞬間、私はベッドに倒れこんだ。そして、そのまま目をとじる。そのうち、私の意識はだんだんと遠のいていった。なんか昨日もそうだった気がする……。



テスト終わった~!

さよならテスト!おかえり部活!早くきて語彙力!

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