3話 現状整理
「さて、それでは改めまして!現状の整理をします!」
「ヘイ」
「さて、まず持ち物だが――下校途中だったからな。学校で使う物しかない」
「教科書、ノート、筆記用具…それと、今着てる制服と体操着、ジャージかな?」
「そうね。それと、先のミッションで手に入れた薬草2つと100Gそれに剣、それと――核?かな。まぁ、こんなもんか」
ミッションの戦利品…ということで得た品物だが、なんとなく大したことないものばっかな気がする…。まぁいかにもチュートリアルって感じだったしそんなもんなのかね。
「あ、その剣ね。ミヒロ使っていいよ」
「お、いいのか?なら遠慮なく」
「ま、ど〜せ私よりかそっちのが上手いこと使えるでしょ。それより――」
「ミッションの事か」
「うん、そっちのことを考えるべきでしょ」
それもそうだ。俺たちは現在、元の世界から急に異世界に飛ばされた、という状態にある。そんな時に出てきたのがミッションだ。
「誰が仕組んだのか、何の狙いがあるのか不明だが…んな事考えてもしょうがないか」
「そーだね。てか、【ステータス】がいけるなら【ミッション】も…出るっぽいね」
前にあの板が出てきたが…、書いてあることが違う。
―――――――――――――――――――――――
ミッション一覧
・薬草(中級)採取
・薬草(上級)採取
∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼
・ゴブリンの撃破
・コボルトの撃破
・ドラゴンの撃破
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・火魔法を覚える
・氷魔法を覚える
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・街を救う
・国を救う
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・全人類を殺害し世界最強となる
―――――――――――――――――――――――
「随分、数が多いな…」
「だね…、ざっと見た感じ余裕で数百は超えてるっぽいね」
「種類は…採取系、討伐系、魔法系、その他って感じか…?平和なものから物騒なのまであるし…特に最後怖いんだけど…」
ん?そういえばさっきクリアした《薬草(低級)の採取》と《スライムの撃破》の色が薄くなってるな…。
あー、なるほどね。クリアしたら次受ける時はボーナスが消えるっぽい。まぁもう一回貰っても意味なさそうだし、別にいいか。
「ステラの方でも《スライムの撃破》が薄くなってるし、どうやらステータスと違ってミッションは共有っぽいな」
「あーそうぽい。………ところでさ、ミヒロも【薬草鑑定】使える?」
「ん?あぁ…。あ、てことは」
「うん。報酬は1人分だけど、ボーナスとして手にはいるスキル系は両方に配られるっぽいね。ていうことは―?」
「ていうことは?」
「ぬっふっふ。つまり私最初戦わなくても強くなれるんじゃないかなぁ!?だから戦闘ミヒロに任せていい??」
――これは、楽したいっていう下心満載の目だな。うん、こいつ異世界に来ても別に変わらんな。
「ダメだ。ちゃんと自分で自分を守れるくらいの強さが最初からないと不安だろ。ちゃんと戦え」
「ちぇー」
「まぁ、そこはおいおいで良い。さて、整理も終わったので!街を目指して歩きましょうか!このまま森にいても餓死する未来しか見えんので!」
「異議なし」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
―――6日後
「「あぁぁ〜〜〜着いたぁぁぁぁ〜〜〜!!」」
やっと…やっと街っぽい街に着いた…長かった…!大変だった…!!
ミヒロ:剣所持。きっと全人類殺害して世界最強に成るんだよね!期待してるよ!!
ステラ:ヒモ女




