2話 レベルとかあるならステータスを出せよ
「さて、それでは現状を整理しよう。」
「はぁ〜い。」
異世界に転移して、はや1時間。あの板はミッションをクリアした後、薬草と貨幣らしき物を落とした後消えた。おそらく、これらが薬草(中級)と100Gなはずだ。というか、薬草の上に思いっきり
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薬草(中級)
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って出てる…。これ、【薬草鑑定】のおかげっぽいね。地味っちゃ地味だが見分けられるってだけで大分すごい気がする。
「はいミヒロ隊長。」
「なんだねステラくん。」
「スマホ、やっぱWi-Fi繋がらないっす。メールも出来ないし、サイトにアクセスするのも無理ぽい。」
「ん〜マジですか。じゃあとりあえず今持ってるものを――」
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ミッションを受注しました!
スライムの撃破
報酬:スライムの核・木剣
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なんか出た。前を向くと、スライムがズズズ……と近づいてきている。
「あ〜、ミヒロ任せた」
「ステラってナメクジとか無理だったもんねそういえば…」
「……………うん。じゃ、そういうわけで。」
そう言ってステラは近くの木陰に逃げてった。さて、初戦闘ですか…武器になりそうなものないんだけど…。あと、この薬草?ってのもどうなるか分かんないんだよな〜、即効性があるなら安心できるんだけど。低級と中級の2つあるし。
「ピギッ…ピピピ…ピッギャアアアアア!!!」
とか考えているうちにもスライムは這い寄ってくる。ていうかキモっ!!きっしょ!!!あ、ほらステラめっちゃビビってるよ!!100メートルくらい奥に行っちゃった!マジでキモっ!!
「こ〜れ〜で〜も〜、くらえぃ!」
とりあえず、足元にあった石を思いっきり投げた。当たったけど……どうだ?
「ピギャっ…ピギャアアア…ア……」
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ミッションクリア!
報酬獲得!
ボーナスとして【スライム特効】を獲得!
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スライムを一匹撃破!
Lvが1つ上がった!
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断末魔を残して、スライムは消えた。
ふぅ〜〜〜…………最後までキモかったなぁ〜…。一応、これは殺したってことになるんだろうか?それにしては特に何も感じてないんだけど…、キモかったからかな?
「うん、楽勝!!」
「嘘つけ。めっちゃ慌ててたくせに。」
「ステラに言われたかないんだけどね!?」
「……こほん。ところで、レベルが上がったらしいけど?」
「あぁ。異世界のくせに妙にゲームくさいな、ここ。」
「そうだねぇ…。あ、レベルがあるならアレもあるんじゃないかな?【ステータス】」
ステラがそう言うと、目の前にあの板が出てきた。
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ステラ・エイマーズ
Lv1
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「わたしはレベル1らしいね。戦闘に参加してないからかな?そっちは?」
「おう、ちょっと待ってくれ。……【ステータス】」
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欲賀望央
Lv2
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「レベル2だな…というか、ちょっと待て。ステータスは?レベルしか出てないんですけど?」
「…………ないね。」
「レベルがあるならステータス出せよぉぉ!!そこが1番楽しいとこだろうがぁぁぁぁ――!!!」
叫んだ。
ミヒロ:レベルが上がりましたね。最強へまっしぐらだぜ!
ステラ:本名出しましたが、もっかい出てくるか怪しいです。
スライム:キモい。




