ファンの本気
ついに……
大学離れてから連絡取ってないけど、来月海月さんのライブに行く予定だ。
プレミアム席を取ってある。
前世も同じライブに行ったから、これで2度目だ。
あの時もプレミアム席だったな
プレミアム席は8席だけ。つまり、あのライブには……
前世の私がいる。
いた。
顔を真っ赤に染めた、息を荒くしている思春期のあの子がいた。
「美しい……世界が光を存在させたのは、彼女の姿を見たいからなんだ……」
って、思ってるんだろうな。
「ライブ、行ってくれたんだね」
「うん」
「前の席でずっとないてたの、前世のあんた?」
「なんで知ってるの?」
「私のために命を落とす人がいるとしたらあの子かなって」
「そうだね……」
「海月?」
「と、冬弥……」
「ライブおつかれ。いつも思うけどお前の歌声ってなんか太いよな。あれが好きなやつ、意外と居るんやな」
「あはは、そうだね」
こいつ…!!!
「冬弥?冬弥だよね」
「ん?え?初花!?いや、これは……」
「彼女いたんだ……いないっていってたじゃない……」
「いや、違うんだ!本命はお前なんだ!」
「知らないわよそんなの。もうかかわらないで」
「冬弥、」
「な…なんだよ」
「他の子には、本気になるんだね」
「なんだよそれ…文句あんなら別れt」
「別れましょう」
「は?」
「私が一番だと思ってたけど、違ったんだね」
「いや、え、わかったよ。勝手にすれば」
あっさり別れたな
「海月、引っ越したほうがいいんじゃない?」
「そうだね……」
後日談あり




