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<イリーナ>

「イリーナ! イリーナは無事!?」


 昨夜は遅くまで起きていた為、眠くてしょうがなかったところを、お母様の狂わんばかりの声に起こされた。ぼんやりと目を覚ますと、ガバッと抱きしめられた。


「お母様、どうかしたのですか?」


「連れて行かれたのかと思いましたよ。可愛いイリーナ。お前は次女であっても次期女王なのですからね」


お母様が優しく髪を撫でてくれる。オルロフ国の女王である忙しいお母様に、朝から頭を撫でてもらうのは久しぶりで、心地良かった。


「お母様の次はソフィア姉様が女王になるではないの?」


「お前は黒い羽を持って生まれてきたのです。だから、ソフィアではなく、お前が次期女王となるのですよ。よくルカと仲良くお話をしていたようだけれど、秘密を話したりしてはいないでしょうね?」


私は頷いた。兄様にまつわる秘密は誰にも話していない。

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