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幼い約束〜エピローグ

目に留めていただき、有難うございます。まだ未完ですが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

 誰もが寝静まった後、銀の髪と菫色の瞳を持つ少女が、城の窓からその瞳に涙を浮かべて、天使のような少年の金色の巻毛が新月の闇の中に融けて消えて行くのを見送っていた。少年は、その青い瞳を最後にちらっと少女がいると思われる窓に投げた。手は振らない。手を振ると、斜め前を歩く父に気づかれてしまうからだ。少年の父は半年ほど少女の家庭教師をしていた。


 少女は祖母の形見だというエメラルドの指輪を「いつか、これをもって会いに来て」と渡した。少年は「大きくなったら、絶対に返しにくるから」とそっと少女の手を取って約束した。二人とも、まだ十歳だった。少女は指輪が自分にとって、命の次に大切な物だと言うことを知らなかった。知っていれば、別の物を渡していたに違いない。


 翌朝早く、少年の父親がスパイではないかと進言する者がいた為、捕らえて尋問しようと兵がなだれ込んだ時には、部屋はもぬけの殻だった。銀の髪と菫色の瞳を持つイリーナは、昨夜のうちにルカを見送った事を誰にも話さなかった。



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