第3話 魔法と剣、魔法銃との出会い③
第3話 魔法と剣、魔法銃との出会い③
コンコン。ドアをノックする
「リュウです。お呼びでしょうか?父上。」
執務室に入ると、父とアルヌ宰相がいた。
「ステータスは確認したか?」
リュウは頷き、そして、父に見せるよう言われ、ステータスを見せた。
「リュウ?そのステータスは、何だ。魔法レベルが全てオールマックスで全属性の魔法が使えて、加護を八個、しかも八神全てからもらってるのは、ほぼ異例である。」
父やアルヌは開いた口が閉まらなくなっていた。
「リュウ、アスハル領は分かるな?今はヴェアル公爵家に預かってもらっている領地だ。そこの領主をしてほしい。本当は、ルルスが治めていたが、どうも色々やったらしく領民より不満が出たらしく、強制送還をした。リュウならあの土地を立て直してくれると信じている。リュウ、お前ならこの国に新たな風を吹かせてくれるだろう。頼んだぞ。」
リュウは少し考え頷いた。
「分かりました。」
そしてドアがすごい勢いで開いた。
「父様、私も兄様と一緒にアスハルについていきます。い・い・で・す・よ・ね?」
ミウだった。後ろには、ルイルが申し訳なさそうな顏で立っていた。
「父様、もし一緒に行かせてもらえないのであれば、私は、出奔し冒険者になります。」
父は、深く考え条件を出した。
「ミウ、良いだろう。その代り、少しでもリュウの役に立たないことをしたら即王都に強制送還である。そして、リュウ今日より、そなたは、リュウ・アル・ライアル・アスハル子爵だ。」
ミウはムフーッと息をつき
「分かりました、リュウお兄様いいですね。」
この日より、リュウは、アスハル領領主として就任した。
その日の夜、自室でジン兄上とレイ姉様、ミウ、ルイルとお茶をしていた
「これが教会で進呈された、神器・魔法銃ですか?」
レイ王女がそう話すと
「明日、訓練場で試し撃ちしてみたいと思ってるから、ジンお兄様一緒に来てもらえないですか?」
ジンは文句も言わず、いいよ。と言ってくれた。