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20.絶食

 

 ……絶食を続けていると、……ふと、思うことがある 

 食事が出来ずに空腹を抱える子の気持ちは、……このようなものなのだろうか、と


 8日絶食を続けたことがある自分には、4日、絶食、炭酸水とお茶のみなど、空腹すら覚えないくらいの慣れたものなのに、……こんな夜に思い出したのは、丁度4日経った今朝、戯れに自ら火をおこした薪ストーブの熱で、エノキダケと出汁と絹ごし豆腐のみのスープを作り、食したからだ。


 ……絶食をすると、誰もが実感されることなのだと思うのだけれど、絶食中よりも、何かを食した後の方が辛い。具体的には書かないけれど……


 ……だから、思ったのかもしれない。空腹を抱える子どもたちの気持ちを……



 **


 創作でもあるのかもしれない。……全く書けない時が続くよりも、……時々、書けてしまうことの方が、辛いのだと


 ……苦しいとは、……そう考えるなら、……一体、何なのだろう  

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