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お友達の家

舞の家に遊びに行く前にコンビニでお菓子や飲み物を買うことにした私たちは早速帰りのホームルームが終わったあとすぐに教室を出た。


私の隣でずっと喋っている舞には申し訳ないが私の頭の中はとんでもないストーカーと懐中時計の回数制限は何回なのか、いつストーカーは私に干渉してくるのかでいっぱいになっていた。


「なぁ!聞いてるのかぁ?なんか返してくれないと寂しいぞ!」


「ん...あぁ。ごめん。考え事してた。」


駄目だ。ストーカーの事しか考えられない。

怖い。



だって普通まだストーカーされてないのに『ストーカーが現れますよぉ』なんて言われたら怖いでしょう!?しかも神様に言われるなんて。



「おおーい!着いたぞ!どこいくんだー?おーい!」


「えっ!?...あ!ごめん!」



いつの間にか舞の家に着いていたようだ。

舞の家には何回か来ているが...

何度見ても立派な家だ。

舞の家があるのは高級住宅街で、その中でも特に大きい家のようだ。



舞のお父さんは確か大きい会社の社長をやっていたはずで、お母さんはお父さんの秘書さんだった気がする。

舞にはお兄さんがいてそのお兄さんは名門大学の学生だと聞いた記憶がある。



私は1度も舞の家族にはあったことが無い。

舞でさえも会う機会が少ないと言っていた。

庶民の私には分からない苦労があるんだろうなぁと毎回この家に来ると思ってしまう。



まぁ、他人の私がどうこう言える話では無いけど



「さあ!上がってくれ!」


「お邪魔します。」



でかい玄関。

私の部屋と同じ...いや、部屋より大きいくらいの広さだな。

どんなものが来ることを想定して作ったんだろうって思うほどの玄関には毎回驚かされる。



「おかえり。」



突然聞こえた声に2人してびっくりした。

誰も居ないはずの家に男の人がいたからだ。



あ。嫌な予感がする。私、この人の事。



──────知ってる。

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