懐中時計と友達
「か、回数制限って何ですかぁぁぁぁぁ!!」
そう言ってからふと思ったのが、見慣れた景色だなぁということ。
あと妙に静かだなぁと思って辺りを見回すとみんな黙ってこっちを見ていた。
あ。あんまり喋らない私が急に叫んだからなんだあいつ。みたいになったのか...恥ずかし...
そう思って俯いていると、女の子が話しかけてきた。
「おー!おー!どうした?なんの回数制限だぁー?寝てたのかー?」
そう話しかけてきたのは谷宮舞私の友達である。
男勝りな性格で影では男女と呼ばれることもしばしばだが、とても優しく友達思いで可愛いもの好きないい子だ。
「いや、夢でも見てたみたい。」
流石に【神様にあって話聞いてきたんだけど私に生まれる前からストーカーいたみたーい!】なんて言えない。
まず笑われるだろう。
「なんだー!夢か!びっくりしたぞ!急に叫ぶから!お?なんだその時計可愛いな!」
時計?私いつも携帯を時計がわりにしてるから持ってきてないんだけど。
.........あ。
そうか。神様に貰ったんだっけ。もういいよ。
え!?うそ!夢じゃなかったのー!?どうしよーう!みたいな展開は要らないよ。ベタすぎるわそれにもう悟ったから。
「ありがとう。可愛くて買ったんだよね、これ。」
そう言ってその懐中時計を持っていると、舞が
「あ、そうだ私も結構懐中時計集めてた時あってさ!家にあんだよ!来るか?それにこの前途中までやったゲームもついでにやろうぜ!」
懐中時計はどうでもいいがゲームは楽しかったから行くことにした。
それが間違いだったなんてこの時の私は知る由もない。
あぁ。全然男が出てこない...
早く出したい次の話で出るかと思います。
お待ちくださいっ!