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この青く美しい空の下で  作者: しんた
第二章 想いを新たに、世界へ
33/543

火の"魔術師"さん


 「・・・ん・・ぅ・・・」


 その日は珍しく鐘の鳴る前に起きる事ができたようだ。それでもベッドで瞳を開いたままぼんやりしていると直ぐに鐘が鳴ってしまった。


 ほんの少しふらっとしながらも起き上がり、着替えてカーテンを開ける。今日も気持ちの良い朝だ。きっと良い天気になるだろうなぁと思いながら顔を洗いに行く。


 顔を洗い歯を磨き、ブラシで髪を整える。いつもの日常が今日も始まる。


 そのままダイニングに向かうとレスティはもう起きているようだ。本当に早起きだなぁとイリスは思いながらもレスティの所へ向かい挨拶をする。


 「おばあちゃんおはよう」

 「あらおはよう、イリス。昨日はよく眠れた?」

 「うんっ、いつもぐっすり眠れてるよ、ありがとう、おばあちゃん」

 「うふふ、もう用意できてるから座って待っててね」

 「いつもありがとう、おばあちゃん」


 しばらくすると朝食が始まり、空いたおなかが満たされていく。朝食を食べると、今日も元気に頑張るぞっていう気持ちになる。丁度食事が終わりお茶を飲んでいる時に、今日の予定を話し合う二人。


 「今日は何かしたい事はある?」

 「うん、それがね。お昼に時間貰ってもいいかな?図書館でお勉強したいの」

 「もちろんいいわよ。ゆっくりお散歩もしてくるといいわ」


 いつも時間貰っちゃってありがとうねとイリスが言うとレスティは、もっと自由にしてくれて良いのよと言ってくれた。


 「それでなんのお勉強をするの?」

 「うん、あのね、魔法についてなの」

 「もしかして昨日気がついた事を調べに行くのかしら?」

 「うん、そうなの。ちょっと気になったことがあってね」

 「あら、どんなことなのかしら?」

 「魔法を使いすぎると起こるあれを調べようと思って」

 「眩暈の事?」

 「うん。なんとなくは理解できてる気もするんだけど、やっぱりちゃんと学んでみたくて」


 (本当にこの子は勉強熱心ねぇ。将来は学者さんか研究者さんかしら。楽しみだわぁ)


 そんなことを思いつつもレスティは話を続けた。


 「うふふ、あんまり魔法書を熟読すると疲れちゃうから気をつけてね」

 「やっぱり疲れるよねあの類の本って」


 若干憂鬱な表情をしつつ、気合を入れ直すイリス。


 「あの回りくどさは神がかり的だとおばあちゃんは思うわよ」

 「・・・否定できない」


 うぅっとイリスが沈んでいる時にレスティは、せっかくだから教会にも行って来たらいいと思うわと言ってくれた。


 「あんなに素敵な教会なんですもの、1回行っただけじゃもったいないわ」

 「ほんとに素敵な教会だったなぁ。まるであの辺りだけ別世界みたいだったかも」

 「うふふ、私も子供の頃からしょっちゅう行ってたわねぇ」

 「ふふっ、ついつい行きたくなっちゃうよねっ」

 「そうなのよね。気が付くとよく教会にいたりしたわ」


 お茶を飲みながら、まったりとした時間が流れていく中、昨日の魔法の話になった。


 「それで昨日の魔法の修練はどうだったの?上手にできた?」

 「うんっ。上手にできたとは思うよ。気が付いたこともあったし、かなり面白い時間だった」


 そう笑顔で語るイリスは気づいていないが、レスティには思う所があったようだ。


 (昨日の今日でもう何かを掴んでいるのね。イリスは本当にすごいわ。将来は高名な魔法学者さんとかに、本当になったりするかもしれないわね)


 そんなことを思いながらレスティは、昨日イリスが気づいたということについて聞いてみた。


 「それで、どんなことに気がづいたのかしら」

 「うん。説明すると難しいんだけどね」


 そう切り出してイリスは自分の考えをレスティへ伝えていく。話を聞いていくと、徐々にレスティの表情が困ったようになっていった。その様子に気が付いたイリスはなにかいけないことを言ってしまったのだろうかと思ってしまっていた。すぐさまその表情に気が付いたレスティはイリスに答えていく。


 「あぁ、違うのよ。ただちょっとびっくりしただけなのよ」

 「そうなの?それならいいんだけど」

 「えぇ、気にしないでちょうだいね。でもイリス、それって」


 そう言いかけて止まってしまうレスティにイリスは首を傾げてしまった。


 「どうしたの?おばあちゃん」

 「あ、ごめんなさい、そのイリスの勉強しようとしてることって、魔法のお勉強じゃないかもしれないわよ?」

 「うん?どういうことなの?」

 「それは魔法のお勉強じゃなくて、魔法の研究だと思うわよ」

 「えぇっ!?そうなのかな・・・」

 「たぶんそうだと思うわ」


 イリスの勉強しようとしてる事は、もはや一般人ではあまり気にしないような事だった。専門的、とも言えなくないのではと思えることにも聞こえるほどの。


 「まぁでも、お勉強することは良いことだから、自由にしてみるといいと思うわ」

 「うん?よくわからないけど、わかったよ」


 イリスはもしかして魔法研究者になりたいのかしらと思いながらも、お茶を飲みながらイリスの将来が楽しみになってしまう。この子は一体どんな子になっていくのだろうと。


 お茶を飲み終えてしばらく待ったりした後にお仕事へ向かう二人。今日も頑張るぞと、胸の前でこぶしを握る孫を温かい瞳で見つめる祖母。今日もきっと素敵な日が始まる、そんな気がイリスはしていた。



 お店へ向かうとレスティは、今日もお願いねと言い残しながら調合部屋へ入って行き、イリスは鍵を開けに行ってレジでお客さんを待ち、来店した方の接客を続けていく。いつもと変わらないお仕事だ。

 何人か対応してるとまた扉の鐘がカランカランと鳴り、次のお客さんが入ってきた。今日も大賑わいだね、おばあちゃんのお店は、などと思いつつもイリスは来店されたお客さんに挨拶をした。


 「いらっしゃいませっ」


 挨拶をしたイリスのもとへ男性は歩いていく。イリスには初めて会うお客さんのようだった。年齢は二十歳くらいだろうか、アッシュグレーの髪の青年で、濃茶で少し鋭い瞳をしていて、丸い小さめの眼鏡が印象的な人だった。どうやら大きめのバッグを持っているようだ。男性はそのままレジまで行き、注文をした。


 「すみません、少し多いのですが、ライフポーション中を10個、マナポーション小を20個、マナポーション中を20個、マナポーション大を10個、スタミナポーション中を10個ください」


 私は商品の復唱をしながら計算をする。値段を提示した後、少々お待ちくださいと言いながら商品を揃えていく。そして商品をレジに並べ終える頃、男性はお金を揃えてくれていたようだ。金貨ではなく全部銀貨で済ませてくれるのはとてもありがたい。目つきは鋭いようだが、どうやら優しい青年のようで安心するイリスだった。


 「・・はい。確かに18万リルですね、ありがとうございました」


 そう言いながら笑顔でお辞儀をするイリスに男性は話しかけてきた。


 「そうか。貴女がイリスさんですね」

 「はい。イリスと申します、よろしくお願いします」


 笑顔で返す私に男性は先に名乗り出なかったことを謝ってきた。


 「失礼しました、先に名乗るべきなのに。僕はハリスと申します。ハリス・カーヴェルです。よろしくお願いします」


 その名前に聞き覚えがあるイリスはもしかしてと言いながらハリスへ聞いてみた。


 「もしかして、レナードさんのチームのハリスさんですか?」

 「はい。レナードさんにはお世話になっています。そうでしたね、既にもうレナードさんともお会いしてたんでしたね」

 「はい。ミレイさんやオーランドさんとも仲良くしていただいています」

 「そうでしたか。僕は纏めて薬を買いに来るので、最近はお店に来なかったので僕が最後というわけですね」

 「ふふっ、そうですね。やっとお会いできました。そうそう、ミレイさんにはとても良くしていただいてるんですよ」


 笑いながら答えるイリスに、笑顔の素敵な女性だなとハリスは思っていた。


 「魔術師さんと伺ってましたので、やはり大量のマナポーションが必要になるんでしょうか」

 「えぇ、僕は火属性魔術師なので、すぐに切れてしまうんです。その度に大量に購入しているんですよ」

 「たしか、一般的に高火力で広範囲を攻撃できるすごい属性だけど、魔力消費もすごい属性でしたっけね」

 「良くご存知ですね、そうなんです。一撃一撃は強いのですが、なかなか使いどころの難しい属性ですね」

 「そうなんですね、風属性のことについて伺おうと思ったんですけど、難しそうですか?」

 「ふむ。イリスさんは風属性ですか。残念ながらお教えできるようなことはないかもしれませんね。一般的な魔法にどのようなものがあるのか、というような本の知識しかないと思いますよ」

 「そうでしたか。やっぱり図書館行かないとだめそうですね」


 そのイリスとの会話の中にふと気になる事が出てきたハリスは、もしかしてこの方はと思いつつも、聞いてみることにした。


 「イリスさんは本から学んで魔法を習得されたのですか?」

 「はい。と言っても、魔法の使い方と言いますか、属性変換と修練法だけですけどね」


 笑顔で語るイリスに、更に気になる事ができてしまっていたハリスは、続けて質問をする。


 「まさかあの本を個人で読んで勉強されたんですか?」

 「え?はい、一応は。とはいっても、かいつまんで必要な所だけを抜き取った感じなんですけど」


 その言葉に耳を疑うも、まさか同じように本から学んだ人がこんな所にいたとは思ってもいなかった。あの本は誰が見ても回りくどく、面倒くさく、精神にくるような強烈な本だ。殆どの人は魔法を覚えるのに同じ属性の先輩などに師事し、学んでいくのが一般的だった。本から独自に学ぶなんて酔狂はハリスくらいだよあははと、パーティーメンバーからよく言われてきたものだ。


 (まさかこんな所に同じ仲間がいたとは思ってもみませんでしたね)


 そう思いながらもイリスにとても興味が出たハリスは、先ほどもしやと思ったことを聞いてみることにした。


 「もしかしてイリスさんは、ミレイさんに魔法を教えた方でしょうか?」

 「えと、一応そうなるのかな?あ、でも、本から得られた知識の応用と言いますか、なんとなく思った事を伝えただけで、あの時の私は魔法も使ったことがなかったですし、教えたなんて立派なものじゃ決してないですよ。それにあくまで頑張ったのはミレイさんですから」


 笑顔で語るイリスに、聡明な上に謙虚なんですねとハリスは思っていた。


 (なるほど、オーランドが惚れるわけだ。確かに彼女は美しい。それに間違いはないのだが、それよりも僕には聡明さの方に魅力を感じますね。

 ミレイさんの話では魔法を勉強して日が浅いとのことでしたが、会ってみてそれも納得してしまうような方のようですし。

 ですがこの方は、自分が何に気が付いたのかを理解していないようですね。まぁそれも時間の問題で、いずれ自身で辿り着いてしまうのでしょうけど)


 「すみません、お仕事中に。それではこれで失礼しますね」

 「はいっ、ありがとうございました。またお越しください」


 挨拶をし終えるとハリスは店を出て行った。


 店を出たハリスはレナード達と合流するためにギルドへ向かう。


 (それにしても聞いていた以上に、真っ直ぐとした綺麗な瞳をしていましたね)


 「まったく、彼女の見た目と仕草だけで惚れたんでしょうね、猪突猛進馬鹿(オーランド)は。内面こそ美しく輝いているというのに、それに気が付かないなんて。まさか戦闘だけじゃなく、気になる子にも猪突猛進ですか」


 呆れた様子でハリスはギルドに向かって歩いていく。恐らくポーションを買ってきたという事だけで、オーランドは話を振ってくるだろう。なんと言葉を返せば一番面倒臭くなく被害が無いかを全力で考えながら、ハリスはギルドの扉を開けていった。




   *  *   




 食後のお茶をまったりと飲み終えたイリスは、そのまま図書館へ真っ直ぐ来ていた。


 「相変わらず大きな建物だなぁ」


 見上げるイリスはつい、ふわぁと声を上げてしまっていた。しばらく立ち止まりながら見続けていたイリスは、はっと気づいたように目的である図書館へ入っていく。建物内は昼ということもあり、あまり人はいないようだ。さっそく受け付けのマールの所まで進んでいった。


「こんにちは、マールさん」

「いらっしゃいませ、イリスさん」


 挨拶をしながら冒険者カードを取り出しマールへ提出する。


 「今日はどのような書籍をご希望ですか?」

 「はい。また魔法書なんですが」


 そういうとマールは微妙な顔で驚いているようだ。魔法書を読んだイリスは、おおよその見当がついてしまっている。


 「またあの難解書を読まれるんですね」


 だいたい合っていたようだ。


 「あはは、ちょっと気になる事ができてしまいまして」

 「気になること、ですか?」

 「はい」

 「どういった内容のものをお調べになられるんですか?魔法書はあまり読んでいませんが、もしかしたら詳細がわかるかもしれませんよ」

 「えっとですね、魔力減衰による意識障害に関する内容が書かれた本を探してるのですが、どの本かわかりますか?」

 「なるほど。つまるところ、魔法が使えるようになったのですね、おめでとうございますっ」

 「ありがとうございますっ」


 マールはお祝いの言葉を述べるが、徐々にその言葉が砕けていくのをイリスは感じていた。どうも彼女は話し続けるとすぐに言葉が崩れていくらしい。


 「ふむふむ。ということはあれですねー。魔法を使いすぎたときに起こるあれのお勉強ということかしら」

 「こ・と・ば・づ・か・い」

 「ひっ」


 (あ、怖い先輩さんだ。マールさんも大変そうだなぁ。あれ?でも、前も思ったけど、怖い感じはしない気がする。前の時もなんだか他人事みたいに思えたのは、あの先輩さんが怖かったり、怒ってないのがわかるからって事なのかもしれないね。とっても美人さんだし、優しそうな感じもするのになぁ。今度お話できたらいいな)


 「ま、魔力減衰による意識障害に関する本でしたら、前回も読まれていた『魔術による傾向と対策』に書かれていたと思います」

 「あ、ありがとうございます」


 言葉遣いは丁寧になったものの、引きつった顔と声で言われると、なんだか申し訳なく思ってしまったイリスであった。


 (でも自分で探すとなると、とても大変そうだからなぁ・・・)


 さっそく本を探そう。とはいっても以前と全く同じ場所にあった。記憶違いかもしれないが、他の本も動かした形跡が全く無いような・・・。


 とりあえず、あの重たい本を手に取って読書できる場所まで持っていく。


 「あい・・かわらず・・重いっ」


 力の無いイリスにはこれは重過ぎるようだ。


 重い音を出しながらテーブルに本を置き読み始めるイリス。前回と同じようにまた必要な単語だけ拾っていく。単語を探しつつぺらぺらとページを捲っていくも、なかなか目的の言葉は見つからなかった。


 (あ、ここ属性変換のページだ。やっぱり魔法を使い過ぎた時に起こる現象だからこの先なのかな)


 そう思いながらも紙の捲る音だけが静かに聞こえていった。


 そろそろ最後のページになっちゃうと思えた頃に、ようやく目的の言葉が見えてきた。


 ここからまた解読するのかぁと若干気持ちが沈むも、気合を入れ直し読み始めていった。相変わらず回りくどくて面倒な書き方をしているが、それも慣れていかないと、きっとこの先の難易度の本に辿り着けなさそうな、そんな気がしてきたイリスであった。



   *  *   



 「ふぅ」


 何とか読み終える頃には精神的にかなり疲れていた。魔法書はどうも読むことに集中できない気がする。まぁ得たものもあったし良いかなと思うイリスではあった。


 本に書いてある知識が正しいと仮定した上で昨日の事を考えて見ると、やはり想像していた通りのようだった。


 「さて、得られるものはあったし、詰め込みすぎても疲れるだけだからもう行こう」


 ぽつりと呟きながらイリスは、またうんしょっと腕をぷるぷるさせながら本をしまいに行った。これ持ってるだけで腕が鍛えられるんじゃないかな、などと間の抜けたことを考えながら、マールのもとに向かう。


 「今日は早めにお勉強終わったんですね」


 笑顔で話しかけたマールにイリスは、はい、得られたものがあったので今日はこれで失礼しようと思います、と答えた。


 「ふふっ、お勉強熱心ですね、イリスさんは。普通は魔法が使えるようになったら、ああいった本を読まれる方はいませんよ?」

 「そうなんですか?でも、教えてくださる方もいないので、自分で学ばないとわからない事が多いんですよ」

 「属性によって修練法も使える魔法も微妙に違うそうですし、その微妙な違いがあるせいで、別属性の方には教えない方が良いとされてますからね」

 「ふふっ、なんとか頑張ってみますよ」

 「またよろしければ当館をご利用いただけると嬉しいです」

 「知らない事も知りたい事もまだまだありますので、必ず伺いますよ」


 はい!と元気に答えつつ、マールはお仕事用の言葉で締め括った。


 「それでは、ご利用ありがとうございました」



 図書館を出たイリスは気分転換に教会へ行こうと思った。ここからならとても近いし、なによりも疲れる本を読んだために癒し(・・)が欲しくなってしまった。


 (式典をしていたらおとなしく帰ろう)


 そう思いつつ、イリスは教会へを歩いていく。



   *  *   



 しだいに見えてきたとても大きくて荘厳な佇まいの素敵な教会。今日はどうやら扉が開けられたままのようだ。天気も良いし空気の入れ替えでもしてるのかなと思いながら、イリスは教会へ入って行った。


 相変わらず素敵な教会だなぁと周りと見回しながら奥に進んでいくと、祭壇手前に置かれた長椅子に見慣れた人の後姿が見えた。


 「あれ?ブリジットさん?」


 イリスが呟くように言葉を発すると、その後姿の女性は振り返り答えてくれた。


 「やぁ、イリスちゃんか」


 笑顔で返してくれたブリジットに違和感を覚えてしまうイリス。そこにいたのは、いつもけらけらと楽しそうに笑っていた女性の姿とは明らかに違っていた。

 その声とその瞳はとても悲しそうな色をしており、それを感じたイリスは胸が苦しくなってしまった。


 (・・・ブリジットさん?)



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