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この青く美しい空の下で  作者: しんた
第一章 優しさに満ちたその世界で
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登場人物紹介

深夜2時から書きなぐって、いつの間にか朝になってたっていう、第1話公開前からの初期設定です。

なので色々粗が出てくるとは思いますが、適当に見て左にぶん投げてくださいませ。

◇イリスヴァール


 本作の主人公。13歳の少女。

 優しい眼差しでとても整った顔立ちをしている。一筋一筋が細く、肩の少し先の辺りで綺麗に切り揃えられた銀髪ストレート。青が入った銀色の瞳。髪にもほんのり青みがかっていて、太陽が当たるとうっすら青く光って見える。その美しさに見蕩れる者も多いが、本人には見えていないため自覚なし。少々ストレートの髪と色にコンプレックスあり。


 性格は明るく前向き。常に笑顔を絶やさず、物事をポジティブに捉え、誰にでも優しく接し、自身よりも他者を思いやる博愛の精神の持ち主。


 とても平和な世界の出身者なので、怒ったり恨んだりするような負の感情が若干乏しいようだ。


 優しい両親とポワルの4人暮らし。母に教わった家事はかなりのもの。一人で生活できる程度にはすでに身に付けている。


 そして彼女は、女神ポワルティーネの魂と引かれあう"祝福された子"生まれる前からポワルが近くで見守っていて、その後も寄り添われるように暮らしている。


 ポワルとはよく行動を供にし、とても仲のよい母娘のような、姉妹のような関係。ポワルの容姿、特にふわふわで輝く金色の美しい髪に憧れがあり、私も金色の綺麗なふわふわロングだったらといつも思っている。


 ポワルの傍にいることが何よりも落ち着き、誰よりも大好きで、誰よりも信頼している。ポワルが時折見せる優しく微笑む顔を、何よりも美しいと思っている。


 ある事件をきっかけに別の世界へ行くことになるが、持ち前の明るさと笑顔で周囲まで幸せな気持ちにさせるような、そんな不思議な魅力を持った子。

 いわゆる"チート"を持たずに異世界に渡った彼女は、さまざまな人と出会い、さまざまな経験をして成長していく。

 彼女を待つものは、その世界"エリルディール"を創造した女神"エリエスフィーナ"ですらわからない。


 "祝福された子"

 神と人の魂が惹かれ合い、とても強い絆で結ばれ、祝福され生まれてきた者。お互いに惹かれ合っている為、傍にいるだけで幸せに思える存在になる。それはお互いを"愛する"という意味でもあるのだが、ここに一切の恋愛感情はなく、仲のいい親子か兄弟の域を超えることはない。


 発現率は限りなく低く、4、5千年に一人とも言われる。惹かれあう以外に特別な力は一切ない。



◇ポワルティーネ


 見た目は22歳~24歳の少々大人びた顔立ちの女性。金色の腰あたりまで伸びたゆるふわロングに宝石のような碧の瞳の女神。とても優しいその眼差しは慈愛に満ちており、全身が淡く光って見えていてとても神々しい。世界"リヒュジエール"の人々を心から愛し、慈しみ、見守る存在。


 人々に女神と慕われているためその呼び名が定着したが、実際には高次元生命体の一種族だが、人々にその詳細は知られていない。


 実年齢は何万年どころじゃない時間を生きている・・・らしいのだが、言動と行動が若干子供じみているため、精神年齢が低めと思われている。イリスの言う所の、"ふわふわぽよぽよしてる女の子"という認識が一番合っているが、本人に言うと否定するらしい。黙って立っていればそれなりに威厳がある見た目をしている、と別世界を管理している親友の女神は語る。


「わたしは力を抑えている影響で性格もゆったりになるの」とか、「わたしはこう見えてしっかりしてるのよ」などの発言をして、他の神々の顔を引き攣らせている。


 本来は天上の世界で"世界を管理"する立場にいるが、ある出来事をきっかけに世界にある街ひとつひとつに神が降り立ち、共に暮らし、見守るようになる。イリスの住んでいる街には千年ほど前から住んでいるようだ。世界に影響を与えてしまうため、地上に顕現してる時は人間の平均的な女性程度まで女神の力を制限して生活している。


 本人曰く、"愛"と"平和"を司っている……らしい。


 イリスと共に暮らし、共に悩み、成長を見守る母親のような、姉のような存在。


 自由奔放で天真爛漫、若干思い込みが激しい。一旦その思い込みが入ると、周囲が止めるまでひたすら誤解し続けるという特技がある。よく他の神に呆れられていて、そのまま放置されることも多い。


 別世界を管理している女神エリーとは親友の間柄(ポワル談)。ポワルの発言をつっこみまくるエリーによく涙目にされてる。


 "祝福された子"であるイリスがその街に生まれたのは偶然だが、本人は至って真面目に"運命"だと思っている。それはとても低い確立で出会えるかららしい。この世界の人口は、それゆえに"祝福された子"に出会えた場合は溺愛するかのように大切にする。まして、自分が顕現してる場所に生まれてくれたことは、もはや"運命"なのだと確信している。


 割と仲間たちには好き勝手してるが、天上の世界にいる4柱と、地上にいる8柱は、全員ポワルに賛同して集まった集団であり、彼女を中心として動いている。創造神である"リヒュリジエル"も、あくまで世界を創造しただけであり、彼女の誘いが無ければ星など創ることはなかっただろう。



◇タウマス


 イリスの父。見た目二十代前半。中年らしからぬ細い人。周りからはかなりカッコイイと評判だが、イリスには普通の人に見える。十代後半でひとつ下で幼馴染のエレクトラと結婚している。昔から"えーちゃん""たーくん"と呼び合っていて現在も続いている。


 未だにラブラブなため、娘をほっぽってよくデートをしている。半分はイリスと一緒にいたいポワルの差し金ではあるものの、イリスと同じくらいエレクトラが大好きなため、よく二人で出かけている。


 あまりのラブラブっぷりに娘のイリスも苦笑いで生暖かく見守るような間柄。イリスをとても愛しているが、ポワル様が懇意にしてくれているので、安心して預けてエレクトラと街を歩いてるらしい。


 あまり動じない人ではあるのだが、イリスを授かったときに、我が家にずばん!っと扉を開けて突撃してきたポワル様にはかなり動揺した。エレクトラ曰く「あの時のたーくんはオロオロしててかわいかった」そうだ。それを聞いたイリスが苦笑いをしたのは言うまでもない。


 釣り、山登り、読書、散歩、旅行、鉱石採取、植物採取、骨董品収集など多趣味。


 仕事は街の雑貨屋さん。簡単な鍛冶までこなしてしまう割と器用な人。割と質のいい包丁を作るらしい。

 最近は自作のインテリアに凝っているそうだ。



◇エレクトラ


 イリスの母。見た目二十歳ちょっとのとても綺麗な人。言動から幼く見えるポワルよりちょっとお姉さんな感じの大人の雰囲気。タウマスとは物心つくころからの付き合いで、よくふたりで遊んでいた。"大きくなったらたーくんのおよめさんになるっ"という淡い恋心を見事成就した。


 14歳頃から告白、プロポーズされた数はすごいらしい。イリスから見ても綺麗で素敵な女性で、憧れの女性のひとり。


 料理、炊事、洗濯、掃除を短時間で完璧にこなし、中でも料理は女神であるポワルを唸らせるほどの達人。気配りも出来てとても優しい女子力の高い人。噂では運動も得意らしい、とのことだが、イリスは見たことがない。


 イリスを授かったときに現れたポワル様に驚いて、生まれてくる子が"祝福された子"ということに驚いて、イリスが生まれてすぐに「わたしもここに住みたいっ」といわれて驚いてと、ポワル様には驚かされっぱなしだったりする。


 イリスを心から愛しているが、ポワルにべったりのイリスにちょっと寂しいらしい。

 料理、掃除、手芸、読書、散歩、旅行、ガーデニング、押し花と趣味も豊富。



◇エリエスフィーナ

愛称 エリー(ポワル命名)


 豊穣と戦を司る別世界の女神。

 エリーの世界である"エリルディール"を創造した女神でもある。


 髪は薄水色の美しい腰まであるストレートロングで、瞳は宝石を溶かしたような水色をしている。顔立ちもとても整っていて誰が見ても"女神様"としか思えないような神々しさで満ちている。


 基本的に彼女は地上の民とは関わらない放任主義だが、地上の民をとても愛している。なによりも努力を好むエリーは、願えば叶うなどという都合のいい存在にはなりなくないようだ。


 "エリルディール"には盗賊や山賊はほとんどいないものの、モンスターが蔓延っており、凶悪なものになると、卓越した冒険者がパーティーを組んでも手を焼くほどの強さがあり、とても危険な世界。もっとも街を襲うような存在はいないため、基本的に安全ではあるのだが。


 ポワルとは旧知の仲で親友なのだが、彼女に親友と言われるとなぜかイラっとするらしい。本来、とても優しく穏やかで包容力のある、まさしく"誰もがひと目で女神"とわかる様な女性ではあるのだが、ポワル相手にするとどうも気性が激しくなるらしい。


 なんでも完璧にこなすため、ポワルから"完璧超神(かんぺきちょうじん)えりりん"と名づけられ、イラっとしたエリーが異世界の秘技鋼鉄の鉤爪(アイアンクロー)をぎりぎりとかましたのは割と知られた逸話である。"腕力を司る男神"だの"豪腕二頭神"だの"ゴリー"だの、懲りないあだ名を付け続けるポワルに、何度ぎりぎりされたのかは覚えるほど億劫なことである。


 近いうちに話の腰を折りまくるポワルが、鋼鉄の鉤爪(アイアンクロー)をかまされる事となるが、それはまた別の話。


 ポワルが懇意にしている"祝福された子"であるイリスを"エリルディール"に転移させたいと聞いて、「守られた世界にいた子が生きていくにはとても厳しい世界だから」と反対した。"エリルディール"はポワルの世界と違い、モンスターがいる危険な場所である。まして13歳の女の子が生きていくには厳しすぎるのだが、事情が事情なだけに最終的には折れるしかなかった。



◇リヒュリジエル

愛称 りっひー(ポワル命名)


 イリスが住み、神々が見守る世界"リヒュジエール"の創造神。

 "無"から"有"を生み出し、何もない場所に"太陽"と"月"と"星"を創った。


 元来、とても面倒くさがりで、星を創った後、ポワルに全てを丸投げしてポワルを大変困らせた。仕方ないのでポワルが残りの"大地"、"空"、"海"を創った、もとい、創らされた。彼女はそういったことは苦手であったため、傍らで文句を言いまくったのだが、リヒュリジエルはまったく聞いておらず眠り続けたという。


 「りっひーは"怠惰"を象徴する神だよ!」とポワルはエリーに愚痴ったのだが、そのままそっくり「あなたは駄女神じゃない」と返され、物凄い涙目になった。


 そんな彼は、彼女が創ろうとした世界に"憧れ"を抱き、共に"楽園"を創った。

 全てはポワルの思い描く理想に興味を持ち、実現したいという思いから力を使ったのだが、思いのほか"太陽"、"月"、"星"を創るのは大変だったようで、途中で力尽きて眠ってしまった。

 ポワルは眠ったことに文句を言っていたが、どれだけ大変であるかを知ってるため、ジョークや照れ隠しで言っていたようだ。


 見た目二十代前半、白髪長身で顔立ちの整った男神。

 ポワルの思い描く"楽園"に共感した、最初の一柱。



◇ヴェリルジルディエル

愛称 べるべる(ポワル命名)


 ポワルのいる街から北に位置する街を守護する女神。

 赤いショートヘアの目つきが鋭い女神だが、実はものすごく優しい。見た目18歳前後。目つきは悪く見えるがとても綺麗な声をしている。かなりの酒豪で、よくガエウェグフォルとアシュルベルドテジルととも飲んでいる。



◇ガエウェグフォル

愛称 がえるん(ポワル命名)


 ポワルのいる街から北東に位置する街を守護する男神。

 濃い茶色の髪。他の神よりも身長が高く、がっしりした体系。力強いイメージのある神。地上ではよく中年男性たちと陽気に飲み歩いている。



◇アシュルベルドテジル

愛称 あしゅりん(ポワル命名)


 ポワルのいる街から南東に位置する街を守護する女神。

 外見は9歳くらいの少女で無口。腰まである紫がかった白いロングヘアに赤い瞳をしている。街の人からとても大切にされている神様で、神饌(しんせん)と称し、餌付けされている。

 はもはもと食べる姿から信者が後を絶えず、地上にいるときは常に何かを食べている神様。大のお酒好きだが、見た目のせいで誰一人として捧げてくれないという。



◇クディエリルジュール

愛称 くーちゃん(ポワル命名)


 ポワルのいる街から北西に位置する街を守護する女神。

 ピンクゴールドの髪をハーフアップ。少々垂れ目で穏やかな顔立ち。とても穏やかな性格だが、ひとたび敵と見定めると鬼神の如き立ち振る舞いで戦場を駆ける。とある事情で戦になったとき、真っ先に突っ込んで尖兵を蹴散らしたのは、このお方。



◇グリエディルハーグ

愛称 ぐりぐり(ポワル命名)


 ポワルのいる街から南西に位置する街を守護する男神。

 少女のような中性的な顔立ちをしており、身長から愛称を付けられたのではないかと若干へこんでいる。思えばポワルによくぐりぐり撫でられていた。

 果実ばかり好んで食べているせいで、果物の神様と勘違いされているらしい。

 本編で唯一しゃべらなかった神様。



◇レビエグフォレオム

愛称 れびぃー(ポワル命名)


 ポワルのいる街から南に位置する街を守護する女神。

 見た目がかなりかっこいい男神の様な女神。見た目年齢25歳前後。漆黒の髪にスマートマッシュツーブロック。この世界の人に黒髪はほとんどいないためとても目立つ。

 凛として、美しく、気高いその姿に、地上の女性から絶大な人気を誇る。彼女も憧れられるのはまんざらではないようで、よく女性と歩いているのを目撃される。



◇ディグレムリムリルム

愛称 でぃぐでぃぐ(ポワル命名)


 ポワルのいる街から東に位置する街を守護する男神。

 見た目15歳前後の眠たそうな少年の神。天才的な策士家で、瞬時に戦況を見極め、適切に指示を出し、勝利に導く勝利の女神ならぬ"勝利の男神"あらゆる状況、あらゆる戦況をも覆す。彼と敵対して戦略的に勝てたのは、ここ1万年でひとりだけである。

 黒星の相手は戦略ゲームにて"直感"という名の"適当"、それは"理にかなわない"方法で打ち続けたポワルであるが、あまりの戦略の無さに狂わされ、唯一の一敗となった。

 仲間に誰に負けたのかを聞かれ、本人は負けた相手を頑として言わなかったが、そのたびに近くにいたポワルがにまにましてて、そのたびにイライラさせられていた。



◇ジルフォルドグルデ

愛称 じるるん (ポワル命名)


 ポワルのいる街から西に位置する街を守護する男神。

 目つきがとても鋭くきつい顔立ち。おまけに声も低くとても神とは思えない風体。物凄く威圧的な顔のせいで、地上で誰も寄り付かない……と思われていたのだが、なぜか子供に人気がある不思議な神様。本人も理由がわからず困惑。

 それも数十年経つとそれも気にしないようにして、子供にされるがままになっている。



◇レティジィルブール

愛称 れてぃー(ポワル命名)


 3女神の一柱。長女。

 名前が似てるというだけで、ポワルに3女神ということにされた。

 3柱でポワルに抗議したものの、全く聞く耳を持ってくれなくて諦めたらしい。

 3女神で常に天上の世界にいて、主に彼女は世界のバランス調整と外部からの侵入者を監視する役割を担っている。

 基本的なシステムは全てポワルが調整させて世界が安定してるため、イレギュラーな事態が無ければ特にすることは無い。

 緑色で美しいグラデーションが煌く腰の下まで届く長い髪。明るい碧の瞳。細かく年齢で分けると実は次女。



◇レテュレジウェリル

愛称 れてゅー(ポワル命名)


 3女神の一柱。次女。

 名前が似てるというだけで、ポワルに3女神ということにされた。

 3柱でポワルに抗議したものの、全く聞く耳を持ってくれなくて諦めたらしい。

 異世界から流れてくる魂を浄化し、相性のいい別世界に送り届ける役割を担っている。実はいちばん忙しい。

 長女に合わせて髪を染めさせられたらしい。濃い赤い瞳。細かく年齢で分けると実は三女。



◇レテズレリルグルーヌ

愛称 れってれー(ポワル命名)アクセントは語尾だけあがる。


 3女神の一柱。三女。

 名前が似てるというだけで、ポワルに3女神ということにされた。

 3柱でポワルに抗議していたが、どうせ聞く耳を持ってくれないですわねと真っ先に諦めたらしい。

 地上にいる神々の連絡を受け取り、リヒュリジエルに報告する役割を担っているのだが、月一報告のため実は暇。

 長女に合わせて髪を染めさせられたらしい。明るく薄い青い瞳。細かく年齢で分けると実は長女。


粗だけにいいダシは出てる・・といいなぁ。


※2/15 若干修正を加えました。

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