日本を救う会(政党日本を救う会、非正規の内訳)
佐藤総裁の提案に対して、諸田副総裁から、質問が出た。
「ここには、正規と非正規の差別撤廃が掲げられていないが、どうだろう?」
佐藤総裁から、逆に、質問が投げ掛かられた。
「諸田副総裁はいかがお考えですか?」
諸田副総裁は、当然という顔で、
「それは、やはり非正規はなしにし、労働者は、全員正規にしたほうがいいよ。」
本田幹事長、首を傾げながら、
「ただ、企業がやっていけるんですか?」「企業がつぶれたら元も子もないですよ?」
諸田副総裁は、確かにと言う顔で、
「非正規や派遣がいないと、会社はやっていけないかな?」
「例えば、トヨタ自動車は、沢山の非正規を抱えている。下請けも沢山ある。」
「非正規を全員正規にしたら、トヨタ自動車は、つぶれるか?」
本田幹事長は、頷きながら、
「多分、やっていけないだろう。国内の採用を減らし、給料の安い海外に工場を移転するだろう。」
「トヨタ自動車のような製造業より、非正規が多いのは、外食大手だ。例えばマクドナルドや元気寿司は、非正規の割合が約85%だ。」
「トヨタ自動車は、非正規の割合は20%だ。もちろん、大企業だから、人数は多く8万人を超える。」
「モール型ショッピングセンター巨大小売りのイオンの非正規の割合は66%だ。ここは、大きいだけに非正規の人数も多くトヨタ自動車より多い。」
「非正規は、パート・アルバイト、契約社員、派遣社員とあるが、最近、増えているには名ばかり正社員と呼ばれる人々で、実際の待遇は、非正規と変わらない。」
諸田副総裁は、うーん、そうかと言う事で、
「これで見ると、問題は、内需型企業だ。非正規の割合が多いマクドナルドや元気寿司は、別に海外の企業と競争するわけではない。」
「仮に、非正規を廃止しても、海外へ逃げられるわけじゃない。」
「非正規は、若い人に多いのか?」
本田幹事長は、それに対して、
「そうでもないな。例えば、22歳から44歳は非正規の割合が約30%、45歳から54歳は約35%、55歳から64歳は約50%だ。」
「65歳以上は年金があるし、第2の人生と言うか。。非正規が約75%だ。」
「それと、非正規は、女性の割合が多い。」
「例えば、男性は25歳から29歳までは非正規は約18%、30歳から34歳までは約13%、35歳から59歳までは約10%だ。」
「男性の非正規は60歳から64歳まで約55%、65歳以上は約70%だ。」
「それに対して、女性は、非正規は、20歳から29歳までは約37%、30歳から34歳までで約43%だ。」