日本を救う会(政党日本を救う会、佐藤内閣・自宅で国公立大学へ行くと約460万、自宅から通えず、私立理系は約1400万。)
「その点、我々は医療費の内、薬代を半分にし、それを、贈与型奨学金として、80万人の大学生に年間50万円の贈与型特別奨学金を支給することにした。」
諸田財務大臣は、やがて、笑いをやめ、質問した。
「特に問題なのは、大学の学費だ。高校は、授業料無償化により、負担が少しは軽くなった。」
「どのくらいかかるんだ?」
本田幹事長は、それを受けて、
「最も安いのが、自宅で国公立大学へ行く場合だ。この場合で、約460万だ。ところが、自宅から通えず、しかも、私立理系となると約1400万だ。」
諸田財務大臣は、やや沈痛な面持ちで、
「今や、少子化で、希望すれば、誰でも大学へ入れるようだが。。。そんなに金をかけて、割があうのか?」
本田幹事長は、それに答えて、
「参考までに言うと、男性の場合、簡単に言うと。。。。」
「定年60歳とみた場合、高卒で約2億4600万(42年)、高専・短大卒で2億4300万(40年)、大卒で2億7700万(38年)だ。」
「女性の場合、高卒で1億8200万、高専・短大で1億9900万、大卒で2億3500万だ。」
諸田財務大臣は、それを聞いて、
「やはり、大学へ行った方が良いな。ただ、男性の場合、差は3100万程度だ、そうは言っても、自宅から国公立へ行けば、460万だから。。。。」
「充分、割が合うな。。。。。。」
「特に、女性の場合は、差は、5300万だ。女性の方が、大学へ行くべきだ。」
本田幹事長は、そうですな。という顔で、
「確かにそうだ。ただ、女性の場合は、途中でやめることもあるから、この金額は、途中で仕事を止めず、同じ会社に勤めた場合の事だ。」
「さらに、退職金や定年後に得る賃金まで含めると、差はさらに広がる。」
「それと、問題もある。。。。。。」
ふーん、という顔で、諸田財務大臣は、本田幹事長を見た。
本田幹事長は、続けて、話した。
「最近、20年の間に、ドンドン生涯賃金が下がっている。高卒男性で約3800万も下がっている。高卒女性で約2600万下がっている。」
「大卒男性で、約4400万下がっている。大卒女性で3800万下がっている。」
諸田財務大臣は、そうかと言う事で、しゃべり出した。
「大学に行く費用は、年々上がっているのに、賃金は、下がっているのか。。。。。。」
本田幹事長は、それに、重ねるように、しゃべり出した。
「それと、企業の規模により、大きな格差がある。」




