日本を救う会(政党日本を救う会、佐藤内閣・人工頭脳による医療と責任の所在)
本田幹事長は、了解したという表情で、
「人工頭脳による医療は、責任の所在をどうするかですが?」
「医療過誤による被害者の救済は、現在は、医者が責任を負うわけです。」
「現在は、医者は、現時点で認められた治療行為を行う限り、責任は問われません。」
「当たり前のことで、医学は進歩しますから、将来、現在の治療行為が間違っていたと言う事もあり得るわけです。」
「その、将来の医療行為から見て、過去の医療行為を批判されては、治療は行えません。」
諸田財務大臣は、そうかという表情で、
「人工知能は、現在の最高の治療を行うに過ぎないんだから、本来、医療過誤はありえないというのか?」
本田幹事長は、そうですね。という表情で、
「人工知能の医療過誤というのは、機械そのものの問題です。例えば、車が故障するとか。それと、本質的には、同じです。」
「ですから、問題は基本的には2つあります。一つは製造者の責任です。もう一つは、維持管理の問題です。」
諸田財務大臣は、ふーんと言う感じで、
「じゃあ、メーカーか、病院か、どちらかが、責任を負うと言う事だな。」
「と言う事は、製造に問題があれば、メーカーが責任を負う。メーカーは巨大だから、責任を負いきれないと言う事はないな。」
「ただ、病院の場合は自動車保険と同じような制度が必要か?」
本田幹事長は、そうですね。と言う感じで。
「病院の場合は、保険制度が必要です。患者保護にもなります。現在は保険制度がないので、医者もなかなか支払わないし、患者は厳しい状況に追い込まれやすいです。」
佐藤総理大臣は、しばらく考えていたが、
「人工頭脳による医療行為により、人件費は半分で済むようになるでしょう。」
諸田財務大臣は、驚いたように、
「えー、半分で済む。。。。」
本田幹事長は、その話を受けて、
「間違いありません。最初にお話ししたように、半年に渡って、何人もの大学病院の医者が治療に苦しんでいた患者を、人工頭脳は、わずか10分で適切な治療に導いたわけですから。」
「普通の病院の医者は、長期の経験により、腕を磨いて名医になるわけですが、人工頭脳は、最初から、名医の腕を持っているわけです。」
「しかも、全国すべてにわたってそうですから。患者に対し、短時間で、最適の治療を行なえるわけです。」
諸田財務大臣は、頷いて、




