日本を救う会(政党日本を救う会、佐藤内閣・人工頭脳による地方の医者不足の救済と医療費削減)
「しかも、医者は、一人ですから。」
「家族も分かっているから、東京のそれなりの病院へ、ヘリコプターで搬送しようかと迷っていたようです。でも、お金もかかるし、重病とも言えないし。」
「急変して、亡くなったと言う事です。」
諸田財務大臣は、なるほどという顔で
「人工頭脳を導入すれば、最高の医療を八丈島のような離島でも受けられるわけだ。また、診療科による医者の偏在という問題も解決できる。」
「その患者も、八丈島に人工頭脳による医療を導入していたら、助かったぞ。」
「ただ、既得権を侵される医者の反発は大きいぞ。それが、問題だ。」
佐藤総理大臣は、それらを聞きながら、
「医者は、忙しすぎます。開業する病院勤務医の理由として、仕事が忙しすぎる。ゆっくり休みたいという話があります。」
本田幹事長は、それを受けるように、
「そうやって、ベテランの医者が病院を抜けるために、医者不足になって、病院がたちゆかなくなるそうだ。」
「また、医者の給料が高くて病院経営を脅かしているという話がある。」
「病院経営者や病院を経営している地方公共団体から、医者の数を増やしたり、地方に医者が充分回るようにしてほしいという陳情が来ている。」
諸田財務大臣は、その話は、知っているという顔で
「私が、知っている地方公共団体では、身分は正規の地方公務員、給料も2000万円以上だ。だが、成りてはいなく。病院が閉鎖の危機に追い込まれている。」
「もちろん、病院がなくなれば、住民は、治療のために遠方まで行かなければならず、泊りがけと言う事もある。」
「住民にとっては、大変な負担だ。そのため、住民がいなくなり、過疎化が進むという悪循環になる。」
「地方都市崩壊の危機だ。」
佐藤総理大臣は、話を聞きながら、しゃべり出した。
「そうなると、人工頭脳を活用すると言う事に対する反発も一枚岩ではないのではないでしょうか?」
諸田財務大臣は、そうだなあ、という顔で、
「地方にとっては、人工頭脳による医療行為は、最高の治療を受けられ、医療費も安く済むという一石二鳥の方策だ。」
「何しろ、人工頭脳は現代医学の最高の医者や技術以上のものを実現できる。しかも、医者の給料は高いため、恐らく、人件費を半分に減らせる。」
「医者も、忙しすぎるという負担がなくなる。」
「しかも。地方公共団体にとって、病院は住民サービスという意味でも、住民にその地域に住んでもらうためにも、必要不可欠だ。」




