日本を救う会(政党日本を救う会、佐藤内閣・3兆5000億円の使い道)
「ところが、本人のお爺ちゃんが。」
「私は年寄りだ。その薬を使って治ったとしても、先は短い。孫は、先が長い。それだけの金があれば、人生を切り開ける。」
「どうか、孫のために使っておくれ。」
「まあ、色々、あったが、結局、お金は、孫のために使ったそうだ。」
本田幹事長は、当然だという顔で、
「自分の血を分けた孫の長い一生と老い先短い自分のためと、どちらに3500万円使うか?」
「まあ、私だったら、孫のために使うぞ。。。。。。どうせ、人生の大半は終わり、残りは少ない。」
諸田財務大臣は、笑いながら、
「他人の孫と自分のためだったら、どっちに使う?」
本田幹事長は、知れたことだという顔で、
「そんなの分かりきっているではないか。他人の孫より自分が大事に決まっている。当然だ。」
諸田財務大臣は、さらに笑いながら、
「人の命は、地球より重いと言う事じゃ。わしを殺す気か!3500万円、国は負担しろ!」
諸田財務大臣は、部屋中に響き渡るような声で笑った。しかし、その笑い声は、むなしく響き。。。
沈黙だけが、支配した。。。。。。
やがて、佐藤総理大臣、長い沈黙を破って、話し始めた。
「国全体を家族と考えた場合、がん特効薬3兆5千億円、これで、10万人のがん患者のお年寄りが救われる。」
「他方、日本の大学生は約300万人、今、大学生は、日本全体の貧困化のために、生活費もままならず、
卒業後も貸付型奨学金の返済に苦しんでいる。」
「3兆5千億あれば、70万人の学生に毎年50万円を返済不要の給付型奨学金として、支給できる。」
「年間50万円というのは、少なそうだが、月の直すと約4万円だ。食うのには、困らない。」
「特に、我々の政策である食費低下政策のおかげで、食費は、充分まかなえる。」
本田幹事長は、考えどころだという顔で、
「国家を、家族と考えたとき、家族であれば、老人は、孫のために、譲る。。。。。。」
「将来の事を考えても、教育は、国の未来を決める。そこへ、金を投資するべきだ。」
諸田財務大臣は、笑いながら、
「そう簡単では、ないぞ。。。。さっきも言ったように、しょせん、他人の孫のためだ。本心から、納得するものか!」
「わしだって、自分の孫のためならいざ知らず、誰が、他人の孫のために、助かる命を諦めるか?」
本田幹事長は、なるほどという顔ながら、
「難しい問題ですが、金に限りがあります。10万人のお年寄りのために、国家が滅んでは困ります。」




