日本を救う会(政党日本を救う会、非正規の解雇は子供がいて長く勤めている人を残す。)
「パートやアルバイトについても、簡単に解雇できないよう、規制が必要です。」
「現状では、非正規は、立場が弱く、ある日突然職を失うと言う事もあります。解雇条件の明瞭化が必要です。」
「企業にとっては、景気の調整弁として、不況の時非正規を首にして、企業を守ると言う事ですが。」
諸田副総裁はそうだなと言う顔で、
「非正規に対する解雇を厳しく禁止することは、企業を追い詰めるが、解雇される側への配慮が必要だ。」
「そこで、どうするかだ。」
佐藤総裁は、考えながら、意見を述べた。
「解雇する場合は、子供のいない人から、その中でも勤続年数の少ない人から、解雇すべきです。」
「やはり子供のいる人は、人口維持の観点からも優遇されるべきです。」
「そして、長く勤めている人は、短く勤めている人よりも、企業への貢献度を高く見るべきです。」
諸田副総裁は、確かにという表情で話し出した。
「子供のためにも親がすぐ首切りにあっては困る。そして日本の企業の良いところは、アメリカ流のハゲタカ資本主義でないところだ。」
「だから、子供がいて、長く勤めている人を優遇するべきだ。」
「どうしても、解雇が必要なら、まず子供のいない人で勤務年数の短い人だ。」
佐藤総裁は、まあ、そういう感じかな、と。
「大体、政策はまとまったようですから。非正規の大半を占める子供のいる女性の場合も、基本的には65歳まで、同じ職場で勤められた方が生活が安定します。」
「そういう意味では、通勤時間の配慮を行うよう企業に規制をかけるべきです。」
「もちろん、企業の状況を見ながらです。企業活動に問題が生じ、経済が悪くなり、雇用が無くなっては、どうしようもないです。」
「雇用維持と非正規労働者の雇用条件とのバランスです。何度も言いますが、我々の政策を実行すれば、景気は良くなり、雇用条件も良くなる。今は、いかに、政権を取るかです。」
諸田副総裁は、話が終わると、
「まあ、そういう事だが、こうやって、子供のいる女性を大事にすれば、票も獲得できるし、政権は、ますます近い。」
本田幹事長は、慎重ながら、政権獲得の期待に胸を膨らませた。
諸田副総裁も、政権獲得の夢を抱いて、次のように述べた。
「男女差別の撤廃により、さらなる経済の好循環を実現する。そして、政権も近づく。」
諸田副総裁は、しばらくしてから、選挙制度について、述べた。




