日本を救う会(150万都市福岡市、豚に真珠、人間家畜に投票権)
しばらくして、佐藤議員の秘書は、自分の事務所へ戻った。
佐藤議員は、バツ悪そうに、発言した。
「大変失礼しました。うちの秘書が余計なことを言いまして。」
諸田福岡県知事は、笑いながら、
「いやいや、気にすることはないよ。そのために、佐藤議員は家族家賃0政策や、愛を分け合う果物の木政策など、色々対応策を考えているわけだから。」
本田福岡市長は、嫌な顔をしながら、
「まったく、困ったものだ。ただ、私が、困ったものだと言っているのは、佐藤議員の秘書の事ではない。。」
「秘書が言っている人間家畜層のことだ。彼らは、人間家畜層だが、主権である投票権をもっている。それをちゃんと行使すれば、こういう状態にはならない。」
「彼ら非正規や派遣は、労働人口の4割を占めるそうだ。彼らが、まじめに投票権を行使すれば、国政さえ動かすことができる。」
「福岡市は投票率80%を超えるが、投票率30-60%の所も沢山ある。彼ら、非正規や派遣が真面目に投票権を行使すれば、国政は簡単に変わる。簡単に、非正規や派遣から抜け出せる。」
「正に、豚に真珠だ。豚に主権である投票権を与えても、その価値すらわからない。我々には、どうしようもない。」
諸田福岡県知事は、最後に笑いながら、言った。
「神も言っている。天は自ら助くる者を助くる。」
佐藤議員は、確かに、と思いながら、内心思った。
「確かに、主権は投票にあり、投票なくして主権なし。主権は投票にあり。投票なくして主権なし。」
「今の代議士主権制の下では、彼ら人間家畜層が不満を持つのは、分かるが、主権を行使しなければ、明日の一歩に踏み出すことすら、できない。」
「現下で、より最善の道を選ぶしかない。いきなり、成功にたどり着くことなど、ありえない。主権を行使しなければ、いつまでも、人間家畜でいるしかない。」
「人間家畜層が今の日本労働党に期待していないのは、分かる。日本労働党は、基本的には正規の労働者の権利代弁をする政党だ。」
「日本マルクス党は、人間家畜層の利益を代弁する可能性のある政党だが、共産主義という名前が良くない。」
「共産主義はソ連の崩壊で証明されたように、破たんした制度だ。」
「中国は、共産主義を名乗っているが、一部の特権階級が未来永劫、甘い汁を吸おうという、国民主権とは程遠い国家だ。」