1-序
月のない夜は、どこか寂しくなる。
まるで自分の何かが無くなったような
でも、おかしいんだ
月の在る夜は、なぜか不安になる。
まるで自分の何かが有りすぎるような
昔から、周りのおとなたちが手を焼く"こども"だった
なんでかって?
「あんまりに力がありすぎる」からだって言ってた。
ようは周りと違うかららしい
"こども"のときには分からなかったけど、今は分かる
それはおかしいことじゃない。
異端者の扱いには存外困るものだからね
でも、正しいことでもない。
皆違って当然だから
特に、月の在る夜は大変だと言ってた
誰にもどうすることができないって。
だから月の在る日は、どこか分からないところに連れていかれた
真っ暗で、何もない部屋にいたんだ
だから月が見えなくて、ずっと啼いてた
啼くと皆怖がるんだ
皆はあまり啼かないらしい
なんでだろう?
でも、確かにさ
月が見えてしまうと、なんだか不安になるから
それはそれでよかったのかもしれないけど。
ここまでが、今までの私の分析
次からは、現状分析なんて大したものじゃないけど。
そんな感じの、おはなし。
未だ何も登場しておらず、キーワード決めようがないので保留にしました・・
後々追加するかもしれない