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# 第3話「王宮爆発!? 魔法実験は計画的に!」

# 第3話「王宮爆発!? 魔法実験は計画的に!」


---


王になって二日目。


僕は学んだ。


王様というのは――


意外と暇じゃない。


むしろ忙しい。


朝から予算書。


昼は会議。


夕方は書類。


夜は書類。


深夜も書類。


「……ブラック企業じゃん」


思わず呟いた。


すると横でミアが微笑む。


「前世と同じですか?」


「なんで知ってるの!?」


「なんとなくです」


怖い。


この人、本当に怖い。


---


## ■平和な朝……のはずだった


その時だった。


ドゴォォォォォン!!


王城全体が揺れた。


窓ガラスが震える。


天井から砂が落ちてくる。


「な、なに!?」


リズが悲鳴を上げる。


「きゃああああ!!」


兵士たちが走り回る。


ミアは即座に立ち上がった。


「魔導研究棟です」


シエラが目を閉じる。


「……ああ」


「その反応なに?」


---


## ■犯人は誰だ


僕たちは急いで研究棟へ向かった。


そこには――


黒煙。


焼け焦げた壁。


吹き飛んだ扉。


そして。


「成功したかも」


平然と立つリリアがいた。


---


## ■魔法使い登場


銀色の長い髪。


青い瞳。


黒い魔導コート。


年齢は17歳くらい。


可愛い。


でも。


危険な香りしかしない。


「君がやったの?」


「うん」


即答だった。


---


## ■反省しない天才


「何をしたらこうなるの!?」


「新しい魔法」


「結果は!?」


「爆発」


「見れば分かる!!」


---


リリアは首を傾げた。


「でも半分成功」


「どこが!?」


「研究棟が半分残ってる」


「基準おかしい!!」


---


## ■リズ、巻き込まれる


すると瓦礫の下から声。


「た、たすけてぇ……」


リズだった。


「なんでいるの!?」


「お茶を届けに来たら爆発しましたぁ……」


「不運すぎる!」


---


## ■シエラとリリア


シエラが冷たい目を向ける。


「またですか」


「まただね」


「今月何回目ですか」


「たぶん七回」


「多い」


---


周囲の兵士たちは慣れた様子だった。


つまり日常。


怖い。


---


## ■王の初命令


僕は額を押さえた。


頭が痛い。


でも王なんだから言わなきゃいけない。


「リリア」


「ん?」


「危険な実験は禁止」


「えー」


「禁止」


「むぅ」


---


初めて見る不満そうな顔だった。


まるで子供だ。


---


## ■しかし


リリアは少し考えた後。


珍しく真面目な顔になった。


「王様」


「なに?」


「もっと強い魔法が必要なんだ」


「どうして?」


---


彼女は遠くを見た。


「国境の魔物が増えてる」


空気が変わる。


さっきまでのコメディが消える。


---


「このままだと数年後に戦争になる」


---


誰も笑わない。


ミアも。


シエラも。


ノエルも。


---


## ■初めて知る現実


「そんなに危険なの?」


僕が聞く。


ミアが頷く。


「はい」


「王国の財政問題より深刻です」


「え?」


「下手をすれば国が滅びます」


---


国は借金まみれ。


軍も弱い。


貴族も好き勝手。


さらに外には脅威。


---


「……ハードモードすぎない?」


思わず呟いた。


---


## ■リリアの秘密


その時。


リリアは静かに言った。


「だから強くならなきゃ」


いつもの明るい顔じゃない。


少しだけ寂しそうだった。


---


「もう誰も失いたくないから」


---


その言葉だけが。


なぜか胸に残った。


---


## ■第3話ラスト


爆発した研究棟。


崩壊寸前の国家。


迫り来る魔物の脅威。


そして。


どこか悲しそうな天才魔法使い。


王となった僕はまだ知らない。


彼女が抱える過去。


そして。


この国に迫る本当の危機を――。


---


## 次回


**第4話「初めての城下町! 王様、庶民に正体がバレる」**


借金だらけの国を救うため、レオンは城の外へ!


だがそこで見たのは、想像以上に厳しい国民たちの暮らしだった――。


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