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春子ママとひなたの大冒険  作者: 櫻木サヱ


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4/11

ひなたの発見!ママと秘密基地作り

朝の光が差し込むリビングで、ひなたは目を輝かせながら言った。

「ママ、今日は秘密基地を作ろうよ!」


春子ママはポヤポヤ笑いながら、テーブルに並べられた段ボールや布、クッションを見渡す。

「秘密基地かあ……楽しそうね。ママも手伝うよ」


ひなたは小さな手で段ボールを持ち上げ、春子ママの方を向く。

「ママ、ここに置いて!」


春子ママは少しバランスを崩しながらも、段ボールを指定の位置に置く。

「よし、これで大丈夫……かな?」


ひなたは早速基地の中に入り、ぴょんぴょん跳ねたり、クッションを積み上げたりして遊ぶ。

「ママ、見て!ひなたの基地だよ!」


春子ママは後ろからそっと支えながら、(ひなた、元気いっぱいだな……でもこうして一緒に遊べるのは幸せだな)と思う。


すると突然、ひなたが叫ぶ。

「ママ、こっちに宝物を隠すんだ!」


春子ママは笑いながら布を持ち上げ、ひなたが作った小さな隠し場所に宝物を入れる。

「ふふ、宝物ね。ママも秘密にしておくわ」


基地作りに夢中になっていると、ひなたは段ボールの上でバランスを崩して転びそうになる。

「わっ!」


春子ママはすぐに手を差し伸べる。

「大丈夫、ひなた!」


ひなたは笑いながら立ち上がり、また新しい遊びを思いつく。

「ママ、今度はここにトンネル作ろう!」


春子ママは小さく深呼吸しながらも、にっこり笑って手伝う。

「わかったわ、トンネルね!」


午後になると、パパが帰宅する。

窓越しにリビングの騒ぎを見て、微笑みながら靴を脱ぐ。

(春子もひなたも、今日も元気だな……)


ひなたはパパを見つけると、嬉しそうに「パパも遊ぼう!」と呼ぶ。

春子ママは見守りつつ、二人の笑顔に包まれながら心の中で思う。

(家族みんなでこうして遊べる時間が、一番の宝物ね……)


夕方になり、秘密基地作りを終えたひなたは、疲れた体を春子ママに寄せる。

「ママ、楽しかったね」

「うん、楽しかったわ。ひなたと一緒に作れてママも嬉しい」


こうして、春子ママとひなたの秘密基地作りは、笑いと愛情に包まれた一日として締めくくられた。

家族の絆は、今日もまた少しずつ深まっていったのだった。


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