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春子ママとひなたの大冒険  作者: 櫻木サヱ


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3/3

ひなたの冒険、ママ追いかける

朝ごはんを食べ終えたひなたは、元気いっぱいに目を輝かせながらリビングを駆け回っていた。


「ママ、今日はね、ひなたのお城を作るの!」


春子ママはポヤポヤ笑いながら、段ボールやクッションで作られた小さな城を見て頷く。

「わあ、すごいわね、ひなたのお城!ママも手伝うね」


ひなたは両手を広げて喜ぶ。

「うん、ママ、ついてきて!」


二人は庭へと移動する。ひなたは段ボールを引きずりながら、あちこちに置いて自分だけの冒険コースを作り始めた。

春子ママは後ろからついて行くが、小柄な体では段ボールを運ぶのも一苦労。


「えっと……この箱はこっちね……うわっ!」


箱を持ち上げた瞬間、手が滑って箱がひっくり返り、中に置いていた小さなおもちゃが庭に散らばる。

ひなたは大笑い。「ママ、またやっちゃったね!」


春子ママは苦笑いしながら拾い集める。

(よく転ばないでいてくれるわ……ひなた、本当に元気だな……)


ひなたはその勢いのまま、庭の隅に置かれた木の下に向かって走る。

「わあ、ママ、見てて!ひなた、ここをジャンプするの!」


春子ママは慌てて手を伸ばす。

「ひなた、気をつけて!ママが後ろにいるから!」


ひなたは元気に飛び跳ねるが、少し足を滑らせて転びそうになる。

「キャッ!」


春子ママはすぐに駆け寄り、ひなたの手を取って支える。

「大丈夫、ひなた!」


ひなたは笑いながら立ち上がる。

「ありがとう、ママ!」


少し歩くと、近所の猫がのんびり日向ぼっこをしているのを見つける。

ひなたは興味津々で近づき、猫を追いかけ始める。


「ママ、見てて!ひなた、猫さんにタッチする!」


春子ママは焦って追いかける。

「ちょっと待って、ひなた!猫さんを驚かせちゃうから!」


追いかけながら、春子ママは(今日も一日、ひなたに振り回されそう……でも、こうして笑ってくれる時間が一番幸せだな)と心の中で思う。


猫を追いかけたひなたは、庭を飛び出して近所の花壇まで行ってしまう。

春子ママは必死に呼びかけながら走る。

「ひなた~!戻ってきて~!」


やっとひなたを捕まえると、二人は息を切らしながらも笑顔になった。

「ママ、楽しかったね!」

「うん、本当に楽しかったわ……でも次はもう少しゆっくり遊ぼうね」


パパは窓から二人の様子を見守っていた。

(春子もひなたも、今日も元気で何よりだ……)と微笑む。


夕方になり、ひなたは疲れて春子ママに抱きつく。

「ママ、抱っこ……」


春子ママは優しく抱きしめながら、(こんな時間が、やっぱり一番大切……)と感じる。


こうして、ひなたの大冒険は無事終了。

春子ママの天然さとひなたの元気で、家族の一日はまた笑いに包まれて過ぎていった。


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