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異世界で最強になった  作者: kaiha
3/8

ナポちゃんは魔法が使えない

俺は電話を切った。

「おやすみ、か」

『主様。』

安心してナポちゃんもう大丈夫だから。

『いや、それもありますが、どうするんですかこの熊の死体。』

「あっ」

そういえば、アマテラスが電話をかけてきたのはこの熊の死体をどうしようか悩んでいるときだったことを思い出した。

あいつ、長々話していたのは俺で俺も悪いけど神の力で盗み見してて、見てる対象が処理に困ってる時に電話かけてくるか普通。

愚痴を言っても仕方ないナポちゃん熊って捌ける?というかこれ腐ってない大丈夫かな?

『1個ずつ返答していきますね』

ありがとうナポちゃん。

『い、いえ コホんでは返答ですが、まず私熊を捌くことはできません。理由は、体は主様の物であり私は体を動かすことができません。そして、この熊が腐っているかどうかを調べる手段を私にはできません』

えぇ〜ナポちゃんできないの〜

『いえ、主様私は確かに調べる手段はできないですが、主様ならできます。しかし主様はそれを知りません』

え?いや、知らないなら無理じゃない?

『いえ、その方法とは…………………魔法です』

はぁ!そういえばこの世界には魔法があったんだった。でもナポちゃん使い方わからないんでしょ。

『はいその通りです。』

じゃあどうするの?

『魔導書に書いてあります』

あ〜そういえば一緒にもらったんだった。確かに魔導書にならそんな事が書いてあっても不思議じゃない。

「魔導書」

この召喚にも慣れてきたものである。え〜と腐ってるかどうかを調べる魔法はこれかな使い方は魔法で調べるイメージでやるのか。

イメージ…………「ローデン」

俺がそう言うと手から淡い光が出ており、その光を熊の死体に近づて数秒待つと視界の端に結果げ出てきた。

「え〜と結果は、腐っている………は?」

腐ってるねナポちゃん

『腐ってますね主様』

どうしようかこれ

『魔法で持ち運び肉食獣がいる所に置いてくればいいかと』

ナポちゃん天才

『あ、ありがとうございます』

そうと決まれば肉食獣の所へ行きますか。肉食獣何処にいるの?今から歩くの?やだよ?歩きたくない!

『魔法に探知系の魔法がありますのでそれで肉食獣を探してください、主様。」

あ〜魔法ね魔法いまちょうどその手段を取ろうと思った所だったんだよんね。

『主様〜〜〜』

す、すみません。つ、次はちゃんと覚えておきますのでお、お許しを〜。








俺は魔導書を開いていた。うん?あの後?やめろその言葉は俺に効く。っとどうでもいいことを考えていると、お目当ての魔法を見つけたえ〜と魔力を広範囲に展開し物を探すイメージで。

「サーチ」

俺がそう言うと周りの情報が俺の脳内に大量に流れ込んできた。これほどの量が一度に流れ込んで来ると、脳がオーバーヒートを起こすそうだがその辺はナポちゃんがうまいことやっている情報と要らない情報を取捨選択しくれているらしい。ナポちゃん頼もしいわ、大好き。

『ひゃぁ』

そのような声が脳に聞こえてきたがきっと気の所為だろう。どうナポちゃん肉食獣見つかった?

『は、はい見つかりました。ここから南に30M離れた所に小さな狼の群れが水飲みをしております』

じゃあ〜次は物を運ぶ魔法だねあった。

「トランスポルテ」

そう言うと熊の死体がゆっくりと持ち上がり、俺の後方60cmを浮きながら、俺に追随する形で空中をついてきていた。

ナポちゃん道案内よろしく

『はい。受けたまりました』

それから俺はナポちゃんの道案内に沿って進んでいく形で俺は狼たちが水飲みをしている場所へと向かった。









数分が経過したこと、俺たちは狼の群れの近くにいた。早くない?あれ、俺いつの間にこんなに歩くのが早くなったんだろう。

『聞いてください、主様』

何でしょうかナポちゃん

『主様の足が”早くなった”ではなく”早くした”が正解なのです。』

俺はナポちゃんの言っている意味が分からなかったが、考えた結果このような結論が出た。つまりあれだ、魔法だそうでしょナポちゃん。

『正解です、主様』

でもナポちゃん魔法が使えたのならどうして今までの時に使ってくれなかったのよ、酷いわ。

『私は魔法を使えませんよ』

え?でも今まで使ってたんでしょ?

『はい、そうですね主様』

で魔法は?

『使えませんよ?』

え〜とちょっと待ってね





ナポちゃん魔法使えない

『はい』

でも足を早くする事できた

『はい』

なぜ?なんで魔法使えないのに魔法使えるのねぇなんでなんで

『わかりました、種明かしをしましょう』

やった〜〜〜

『まず私は魔法を使うことはできません。これはいいですね』

はい、そこはわかります

『そして私は魔法を使って主様の足を早くしました』

そう、そこがわからないのよ、なんで魔法の使えないナポちゃんが魔法がつけるのかってなるのよ。

『私が使えない魔法は初見の魔法が使えないのであって、主様が1度使った魔法に関しては私が独断で使えるようになります。』

つまりあれだ1度見たから覚えたわっていう天才タイプだなナポちゃん。でも俺足が早くなる魔法俺使ってないよ?

『いいえ、主様は一度この魔法”身体強化魔法”を使いました。使ったタイミングは熊が最初に近づいてきた時に距離を取るために、自動で使用されました。』

自動で?

『はい、まだこの地に来てからそんなに時間が立っていなかったのが功を奏し、自動で身体強化魔法が使用され、普段の主様では考えられないほど早く移動しましたが、私の1部の思考加速で気づきにくくなっていたと思います。』

じゃあ俺が魔法を使えば使うほどナポちゃんが強くなるってこと

『そういうことです、主様なので魔法を普段から使うように心掛けてください』

そんな話をしていると時間が経ちすぎたのか、狼たちがこちらに来ていた。

これバレた?俺バレた?

『いえ、多分まだ主様はバレておりません、この狼たちは後ろの熊の死体の匂いをかいでやってきていると思います。』

じゃあこれを反対側に勢いをつけて投げればあっちに行くはず。

いくぜ、俺の170Kmの豪速球ストレートをくらいな

『魔法なので速度は一定ですよ』

いいのいいの、そんなことは気にしない気にしない。

で熊を投げたはいいが狼たちあっちに行く気配がないんでけどどうするナポちゃん。

『ここまで来たら』

来たら?

『戦う以外に方法などありませんよ』

ですよね〜。






魔法はまだ使えない俺の攻撃方法は剣じゃあ剣を出すしかない

「ゲフリーレン」

「ソル・ニーゲル」

右手には白い剣左手には黒い剣が手に握られていた。

「こいや、狼ども全員蹴散らしてやる」

ちゃんと身体強化魔法は使うんだよね?

『はい、当然ですじゃないと動けません』

ですよね〜











そこからの戦いは一方的なものだった。俺は身体能力魔法で高めて、アマテラスからもらった剣(二刀流)

と、ナポちゃんのおかげで思考が加速している状態、俺が黒い剣を振るえば炎が燃え盛り、狼たち八匹を頭ごと焼いていた。

俺が白い剣を振るえば、氷が当たりを包み狼たちを根こそぎ氷漬けにしていた。

総勢15匹ほどの狼の群れは俺が剣を二振りしただけで消えてしまった。

これ、やりすぎたと思うナポちゃん?

『えぇ、これは流石にやりすげてしまいましたね完全に』

なんなら熊も凍ってるしね

こいつらを持って帰ろうか悩んだが後処理が面倒くさいということでその場において帰えることにし俺はどうしようか悩んだ。その理由は1個、変える場所が無い事に気づいたからだ。

どうしようナポちゃん俺雨風が防げてベッドじゃないと眠れないよ。

体が弱かったときからの名残なのだが、高校に入り、体がちょっとだけ強くなった。そのとき、星空が気になり、枕を持って外で眠ろうと眠れなかったのだ。きっと心の奥の方で捨てられたという意識があったのかもしれない。

どうしようか悩んでいるとナポちゃんが1つ言いづらそうに教えてくれた。

『1つ方法はあります』

あるのじゃあそれを早く試そう。と俺が急かすとナポちゃんは教えてくれた。

『この魔法は本来何処の世界にもこの魔法はあらず、女神からもらったスキルである私が更に進化し魔導書を呼んだ主様がやって初めてできます。』

壮大な感じになっているがなんで何処の世界にもその魔法は無いの?

ナポちゃんは疑問を教えてくれた。

『この魔法は、経済を簡単に壊し、やろうと思えば、人類を滅ぼすことだって容易にできる。』

ゴクリ

そ、その魔法の名前は?

『その魔法の名前は”創造魔法”です』

確かに創造魔法なら、経済を簡単に壊し、人類を滅ぼすことだってできるわな。

『この魔法を使いますか?』

使うよナポちゃん

『わかりました。しかしこれだけは約束してください。「絶対に世界に害を与えるようには使わないと」約束してください』

わかった約束しよう。というか魔法に関しては全部ナポちゃんに任せる予定だったし。

『なぜですか?』

だって魔法ってイメージしてから使うんでしょ?

『そうですね』

なら1度だけ使って、ナポちゃんに任せた方がいいと思ってたんだけどそれでいいかな?嫌なら頑張ってイメージします。

『確かに、主様が想像するより私が管理したほうが早いですね。』

でしょ、でどうかな魔法管理してくれる?

『任せてください私は、主様のナビゲーターであり、サポーターなんですから』

ありがとうナポちゃん。

『いえ、しかし私は初見の魔法は使えないので頑張って主様には魔法をイメージして貰わないとですね。』

うぐ そ、そのへんは頑張るよ

『はい、では創造魔法をするために魔導書を開いてください』

創造……創造………あった、ありました先生。

『では、説明を読んでください』

わかりました

「魔力を手のひらに集めそこから魔力で形を形作るイメージでやっていきますと」

「注意 この魔法は魔力を大量に消費します、魔力の少ない人は諦めてください。」

マジか、諦めてくださいってそんなに消費が多いのか俺大丈夫かな?

『主様は大丈夫です、今日生きてきてまだ全体の魔力の0.001%も使っていないので安心してください』

どうやら俺の魔力量は多いらしい。

なら安心して創造魔法を使えるってもんだ。

最初って簡単なものにしてそれをみたナポちゃんが作ってくれるってことだよね?

『はいそのとおりです。主様』

わかった。

じゃあ最初に創造するのは何にしようかな






そうだあれにしよう、手のひらに魔力を集め形作っていくようにイメージをしていく。

完成したのはコップだった。

「よし、まぁまぁの出来だな。」

俺がなぜこれを選んだのかそれは小さく、単純な形をしており、そして川の水を手で飲むのが嫌だったからである。

これで何でも作れるようになったのナポちゃん?

『はい、ありがとうございます主様』

コップ作っただけだけどね。そこからはナポちゃんが魔法を発動し、作っては浮かし、作っては浮かしを繰り返し、家とベッドができた。そしてワガママで時計もナポちゃんに作ってもらった。これで今が何時なのかが把握できる。試しに時計を見てみるとそこには21時15分と書かれてあった。俺は基本的に12時に寝るので、それまでの間は魔導書を読んでは使い、読んでは使い、を繰り返しナポちゃんが魔法を覚えていった。

時刻はすでに23時30分を回っていた。先程ゲットした”温水を出す魔法”を活用しシャワーとお風呂を済まし後はベッドに入り眠るだけだったが1日のまとめとして俺は日記を書くことにした。













俺は今日友達に押され、電車に轢かれて死んでしまったが、創造神と仲良くなり、子供の頃から言ってみたかった言葉の”行ってきます”と”おやすみ”を初めて看護婦さん以外に言えたし、俺のスキルのナポちゃんが優秀で魔導書の4割の魔法を手中に収めてしまった。こんな感じで、今まで1番と言っていいほど人?と会話をし、笑った日でした。明日もきっと面白い日になることを願って…………………おやすみなさい。




最後の終わり方これで良かったか教えてください

もちろんまだまだ続きますよ

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