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神様育成学校
「おはよう」
声の主を見ると文武両道で顔も良いウィリアム君だった。私たちは、入学した時からお互い意識をしているが、彼は、毎日、優しく挨拶をしてくれる。私も挨拶を返し、彼が席に着くと先生が来るまで2人で他愛もない話をした。
「おはようございます!」
今日も彼が遅れて先生と一緒にやって来た。先生は呆れているが彼、エイプ君は、今日も楽しそうだ。エイプ君が席に行き、先生が教卓に上がると生徒全員、起立し、挨拶をした。
「では、今日も始めよう」
今日の1時間目の先生で私たちの学年の先生のゼウス先生こそ、私の目指す憧れの方だ。