表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

41/125

おとッつぁんたちは放牧に、おっかさんたちは川に洗濯に

誤字報告ありがとうございます。

 エレトンとガトーが山羊を連れて放牧に出て、家にはマロンとモニータそして俺たちが残った。

 マロンは籠を持って川に下りる。籠には洗濯物とそしてジニー。モニータは別の籠を持っている。

川の浅瀬の横の平たい岩の横で靴を脱いで、マロンは裾をまくり上げて洗濯を始めた。洗剤も何もない手洗いの水洗いだ。綿生地と麻生地のようだが、あまり念入りに洗っているようには見えない。俺はその間に川下に移動して亜空間収納の中のゼナの毛と害虫を川に流す。

 振り返ると、なんと、マロンたちは全裸になって行水していた。マロンは指先から水を流してモニータを頭から流して布で拭いていた。これは、新発見、水魔法なのか!

 マロンはジニーにも水魔法の水を頭から掛けながら髪をすいてくれている。最後に自分が水をかぶりながら体を拭っていた。

 思い返せば俺は体の汚れなんか気にしたことはなかったなあ。翼以外鱗だし、脱皮も一度してるから多分匂わないと思うし、でも精神的なものもあるから、右に倣うべきであろうか。俺は川の深そうなところを見つけて、浸かってみる。つっめてえ!

 俺は水中で翼を広げて羽ばたいた後、すぐに岸に上がって、また羽ばたいて水を切る。ほとんど野鳥の行動だな、俺。でも、うっわ-、さぶいわ! 水気が少しでも残ってると凍えそー。

 俺は亜空間を展開しそこに手を入れる。水分だけをイメージして収納する。俺の体表の水分は亜空間に吸収されていった。いった、いったい、痛い! 乾きすぎ! 亜空間優秀すぎ! 

 鱗の隙間の水分は必要だったようだ。俺はもう一度寒水に入る。そして岸に上がり念入りに体を震わせ水を切る。鳥の真似だ。野生の行動だ。そして俺は体の筋肉を隆起させるイメージで力んでみる。ボディービルのポ-ズ、モストマスキュラー!!!! うむ、鱗から水が滴ってるね! これからは濡れた後はボディービルだな。筋肉、外から見えないだろうけど。

 体も温もってきた感じがしてきたのでジニーのいる岩場に戻る。ジニーは体を拭かれ産着改を着せられていた。俺はジニーの濡れた髪に亜空間を当て、一瞬だけ水分を吸収する。髪の毛の端の方は乾いてサラサラになる。毛根はカラカラに乾かさない方がいいだろう。

 モニータが俺の前で背を丸める。首を目一杯伸ばせば俺の方が背が高いのだが、普通にしているとモニータの方が大きいのだ。つまり、お前もしてほしいのか? 俺は髪の毛に亜空間を押し当てる。モニータは生体なので亜空間には弾かれている。水分だけを意識すると、頭の水分が吸収される。あ、いかん。頭皮を部分的に乾燥させすぎてるな。俺は髪の端を手に取ってその部分だけ、水分を吸収する。半分程度が乾いたので滴り落ちることは無くなるし、残りの乾燥も早くなるだろう。

「まだ濡れてるよお?」

〈全部乾かすと、髪の毛に良くない〉

「ふーん」

「ちょいと、良い事してるじゃないか? あたしもお願いしていいかねえ?」

 全裸でそのセリフを言うなマロン! あ、俺も全裸だった。

 俺はマロンを座らせる。後ろからマロンの髪を束ねて亜空間で水分吸収。髪の半分は乾燥した。ちなみに、親子ともども髪は栗色だ。マロン色だ。

 そう言えば、こいつは鑑定してなかったな。


マロン(三五歳)

LV 三九

人種 ヒューマン

状態 引退の冒険者

HP 一三〇

MP 八二(九七)


強 四〇

速 二九

賢 七六

魔 八九

耐 五〇

運 九

スキル

ヒールタッチ

水魔法

ウォーター、ヒールウォーター


 エレトンより強い? ああ、元冒険者か。そうか、マロンは戦える人だったんだ。戦えるし癒せるってか、多分二十歳前に引退してんだろうなあ。

 俺たちは岸を登って家に向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ