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村と幼女の幸せ計画  作者: 天狐
幸せ第8章
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8、もはや屋台?

ご領主様の来訪を機に、またしても忙しくなった。

明らかに去年よりも多い人の往来で、毎日が騒がしい。

そんな中、今密かに人気を博しているのが


「こちらにも2杯下さいな。」


「お待たせしましたー、硬貨4枚です。」


硬貨とは何ぞな?いくらになるのだ??

父に聞くと、大体1枚でパン1つ買える値段との事。

100円くらいの値段だろうか。


まぁ、そんな事は重要ではない!

今重要なのは、売られている物だ!!


「これ本当に美味しいし温まるわね〜」


「何て名前だっけ?えっと山神•••何たら•••」


や・ま・が・み・も・ち だ!

あんなに楽しみにしていた物が何故売られる事になったのだ•••!




芸術祭を開催した次の日、お待ちかねの"山神餅鍋を食べよう会"を開催。

鍋のベースは鶏ガラだ。

この村でお高い調味料などあるはずもないので鶏ガラスープに塩やお酒を入れただけの味付け。

だが侮る事なかれ!さっぱりしていくらでも食べられる味をしていた。

お米も美味しくて•••幸せー••


ナールさんも参加したこの会で、いつもは頼もしい味方のナールさんが


「これは売れるんじゃないかな!?

王都でも食べた事ないほど美味しいよ!!」


そんな"王都でも食べた事ないほど美味しい"と言う余計な一言に、村人は嬉しさから"それなら売ってみようか"となるのは定石。


結果、私の山神餅君が飛ぶように売れて行ったのだった。

月1回は山神餅鍋を食べよう会ができると思ったのに•••!


今のナールさんは敵だ!

食べ物の恨みは恐ろしいのだ!!



今この村で簡易のテントを張って売っている物は、山神餅鍋と生姜湯糖蜜バージョン。


悔しさの八つ当たりにナールさんへ生姜湯を渡した。

ナールさんはそれを飲んで、一通りのたうち回った後甘く煮詰めた糖蜜を生姜湯に垂らして飲んだら、美味しいと。

騙されないぞ!と思いつつも、美味しい物は食べたい主義の私は•••



「!?あぐ、あまがらーい゛•••!!」


騙されたのだ。前よりは飲めるが、甘さと辛さが分離してより一層味が強く感じるではないか!!


その後改良を重ね、生姜の量を減らしたものに糖蜜を加えると


「•••••いける?」


これはあれか!今まで生姜原液エキスを飲んでいたようなものではないか!!

お子様の舌にはそりゃ、強烈だ。


そしてこの生姜湯改良バージョンも体が温まると好評になり、売れていった。


この冬だけ登場する屋台のようだ。

お貴族様も普段は自身で並ぶ事がないだろうに、きちんと並び購入している。

何とも不思議な光景だ。


この売れたお金でお米を買おう!

そう懇願したのはやむをえないだろう。


閲覧いただき、ありがとうございます。

誤字・脱字等ありましたら都度訂正していきます。

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