5、今後の予定を立てよう
もう後2日で冬の月に入るというこの日
「ゆきだー ことしは早かったねー」
その言葉に空から降る雪を見て、思った。
メルトが流暢な言葉を話せている!と。
メルトはどちらかと言うと、私よりも辿々しい言葉遣いだったはず。
何ならこの子達以上にしっかりと物事を考えている私が、何故こうも話すのが下手なのか。
うーむ、これはあれか?実はまだ4歳で歳を間違っているとか•••
実は大病を抱えていて、体の作りがなかなか成長しないとか•••
はたまた単なる甘え•••そんな事は•••!
ないとも言い切れないのが辛いところだ!
「ルンちゃん、どうしたの?」
家の中でも考え込んでいたらしい。
家族の視線が痛い程刺さり•••白状した。
「何だそんな事かー!気にしなくても大丈夫だよ!ね、母さん!」
「えぇ、人の成長はそれぞれだけど、ルンちゃんが話し始めたのだって2歳になってからなのよ?
それからすれば、ルンちゃんは話せるようになった方よ。」
何だって!?それこそ、生まれた時から記憶のあった私が話し始めたのはそんなに遅かったとは!!
「それまでは、あーとか、うーとかでお話ししてくれていたのよ?」
おぉう、それは話していると言うのか謎だ。
だが、母からすればそうなのだろう。
母子の神秘と言うものだ。
それじゃ、来年には私も流暢な言葉がスラスララーと言えるだろう。安心安心。
なら、今はそれよりも考えなければいけない事に集中しなければだな。
山神餅鍋いつ食べる?
と言う重要なミッションがあるのだ。
寒くなってからなら、今だって十分寒い。
しかし今食べてしまっては、冬の楽しみがなくなってしまう。
何とも悩ましい事なんだ!あぁ、恐ろしやお米の魅力。
「そう言えばルンちゃん、芸術大会は雪がどのくらい降ったらやる?」
ジル兄の言葉で悩ましい事を考えていた思考が途切れた。
そう言えば、それもやらなきゃだ!
深々と降る雪の様子見るも、まだそんなには積もっていないようだ。
「ゆき、わたしくらい つもったら?」
私の身長は大体1mくらい。
そのくらい積もっても、もしかしたら足りないかもしれない。
「分かった!今年はすんごいの作るから、楽しみにしててよ!!」
何だすんごいのとは?私だってすんごいの作る予定だぞ!?
話を聞くと全容は聞かせてくれなかったが、オルトや他の友達と合同で作るらしい。
そんなにたくさんの人達で作るなんて、大作とみた!
気になる!だが、私だって負けない•••!!
だがひっそりと皆んなに相談してみよう。
合同で作らないかと•••。
閲覧いただき、ありがとうございます。
誤字・脱字等ありましたら都度訂正していきます。




