12、特産物発掘し隊
合意はしたが、サラの村では特にこれといった物はないからどうしたものか•••と、今度は相談が始まった。
ならば、ここは1つ私たちが一肌脱ぐ番だ!
サラと特産物発掘し隊を発足し、村を案内してもらいながら色々と見て回った。
畑に村の中、そして村の周囲。
見て回って思った。特産あるよ?
やや遠くで流れる川の水を水路伝いに畑に流すなどの工夫でお米を作り始めたらしい。これも立派な特産ではないか?
また、気候が丁度良いのか色とりどりの花が咲いていた。これも特産では?
サラと父達の元へと行き、話をすると
「え、あれも売れるのかな?
お米はまだ始めたばかりだから、どうなるかは分からないのだけれど•••そうか。
案外特産とは近くにある物なんだなぁ〜
いやぁ、見方が変わった気がするよ。ありがとう!」
まぁ確かに近くにあり過ぎると感覚が鈍って、これは普通と勘違いしてしまうよね。
だからこそ、外からの視点とは大切なのだ。
特産物発掘し隊の成果に満足してサラと2人胸を張った。
今回のギルド加入で、羊毛•お米•魚介類•花•ミルク•梨(カイとクウの村でなっていた)などの商品が集まった。
なかなかにすごい品揃えではないか。
後はナールさんの腕の見せ所である。
何せギルド長が宣伝してくれなくては、こう言った組織がある事すら世に広がらないのだから。
そしてまた村へと戻る頃には秋の3月に入っていた。
ナールさんはラズラ商会を辞めこのギルドを立ち上げてくれた。
ある意味1番潔く、そして危険な橋を渡っているのはナールさんではなかろうか。
「僕の実家ラズラ商会も応援してくれているから、取引先には困らないと思うよ?
現地調達しなくなった分、お客様を待たせる事なく商品の受け渡しが出来るしね。
これからはもしかしたら、こういったギルドが各国に必要なのかもしれないな!」
お、おう。何だか分からないが、ナールさんが燃えている。
サラと発足した特産物発掘し隊をこの村でも発足した。もちろん、メンバーは警備隊の面々だ。
「薬草は?乾燥までは出来るけど、粉にしたら入れる物がないからダメかな•••」
「草木染めも特産にならないかしら?」
「僕は作る事ならできるけど•••うーん。」
そうか!確かに特産だ!!
薬草は粉末にして分包されているならいけるのでは?
リックと共同作業で救急箱作成だ!!
エリンの草木染めは良いが布は外注しないといけないのが問題だ。
一層布作っている村が近くにあれば良いのに。
「おかーさんのパンは うれない?」
それはもちろん売れるだろう!
あんなにもちもっちなパンなのだから。
しかし人手がタニタさんだけでは賄えないかも?
困った時はナールさんだ!
5人でナールさんのもとに走っていった。
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