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村と幼女の幸せ計画  作者: 天狐
幸せ第7章
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8、そうだ、学舎を作ろう!

この村での最年少は、私とメルトの5歳組だ。

子供の数も10歳未満が10人、10歳以上15歳未満が18人と少ない。

16歳からは成人とみなされている。

その子供達は10歳になると親から必要な文字や計算などの学問を、嗜む程度に教わる。

当然私の年齢では勉強をする事はない。

この村に限らず、どの村でも同じようなものだと思う。その為識学率は全体的に低いのだろうと思う。

だがもしこのままこの村が、冬のお貴族様が来訪した時のような観光地として発展していったら•••

たとえ子供であっても、文字くらいは必要になってくるのではないだろうか?

それにきっと、大人であっても勉強したいと思う人は多いはず。


そうは思うも勉強に必要な筆記道具類は、なかなかに素敵なお値段がするので買えない。

いつもの如く、代わりになるものを•••

と地面に木の棒を使って絵を描きながら考えて、手を止めた。


「これだ!」


記憶の中では黒板やホワイトボードなど思い浮かべる物はあるが、作り方を知らなければ思い浮かべても意味がない。

ならばこれの方がよほど実現可能だ!


「カリーさーん!じめんに かくみたいに このくらいのおおきさで こーゆーかんじの つくってもらいたいです!」


言葉が達者になった私には、こう言った説明は苦ではない!

にも関わらず、カリー親子に弟子のガラムさんまで揃いも揃ってポカーンとしているのは何故だ。


「地面を入れる事は出来ないぞ?

あ、あれか?砂を入れる箱かな??」


今度はこちらがポカーンとしてまったではないか。


カリー一家とはどうやら意思の疎通が難しいようだ。

何とか説明して作ってもらったは良いが、使い勝手が悪いし硬くした土に砂が混ざって何度も使うのは厳しいと判明。

土め•••!


土、土?はっ!粘土の出番ではないか!?


今度は粘土を使って竹串のような物も一緒に作ってもらい書いてみる。


ふぉーー!書ける!!硬くなったきたら少々水をかければよいし、再利用も可!


難点は、そこそこの大きさにすると重くて持てなくなる事。

だけど、個人で持つにはそこまで大きくなくても良いから問題ない!!


この粘土板を持って今度はバーガーさんに突撃した。


「バーガーさん!もじとかおしえる せんせーなってください!」


先程完成した粘土板と共に熱く語ると、バーガーさんは村人と相談すると言ってくれた。



数日後、宿泊所では大人子供が混ざったバーガー教室が開催された。

年齢的にまだ文字を1つも分からない子もいるので、バーガーさんの奥さんが小さい子組を見てくれることに。


この宿泊所が万能過ぎる事もあるが、何かとここに集まると研修生が来た時に困る。

この際もう1つ建物を作って学舎を作っても良いのではないだろうか?


それとなーく、バーガーさんに伝えるも"本業はあくまで農業だから"と。

まぁ、無償の教室では食べて行けないよね•••

誰かスポンサーが必要だな。


それでも週に1度のバーガー教室は大盛況で、教える事に不安を感じていた親にも感謝されていた。


そして、この国の文字を初めて見て思った。

全く記憶が役に立たないと。



これ文字なの?ミミズにしか見えない!!


閲覧いただき、ありがとうございます。

誤字・脱字等ありましたら都度訂正していきます。

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