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村と幼女の幸せ計画  作者: 天狐
幸せ第7章
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7、秋の大運動会!

秋の2月の今日、待ちに待ったお米の刈入れだ!

この刈入れ、鎌を持った村人皆んなで競うように刈らなければ終わらない。

今年は6面もあるのだからきっと私たちの口にも入るはず!

そんな思いで、率先して応援している。


そう、応援。


何せ只今、秋の大運動会の真っ最中なのだから!



「去年の秋の月にやった大会、今年もやるだろ?」


もはや"どうする?"ではなくやる事前提で聞いてくる父、分かってるね。


「ことしから あきのだいうんどうかい てかいめーします!

それでねー、いねかりもいれる!!」


野望はそのお米を食べる事!だが、刈ってすぐは食べられない。

ではどうするか?

運動会では刈入れ、冬の芸術祭(勝手に命名)でご飯を潰して棒に絡めて•••きり◯んぽ風な鍋を作って食べるのだ!

記憶の中の郷土料理、それの説明をする際やたらハードルを上げてしまい、この村人達にとっては物凄い高級料理となってしまった。

まぁ、お米を作っているのに私たちの口に入らない時点で高級には変わりないのだが。



そうして計画した秋の大運動会は、ラズラ商会の他にもご領主様とその家族、ご友人までもが参加。

正しく大な運動会となったのである。

ご領主様もだが、その家族やご友人までもが気さくで好奇心旺盛。

そして何より負けず嫌い!皆んなが皆んな、土で汚れても(いと)う事なく楽しんでいた。


今年から父ダンチーム、カリーチーム、タニタチーム、ゲストチームに分かれてチームを作った。

えぇ、春のぶっちぎり優勝を阻止すべく策でございます。

タニタチームだけ、脳筋担当のオルトはまだ幼くて心配にもなったが•••

タニタさんは毎日作るパン作りの成果なのか、物凄く怪力に進化した為心配には及ばないと結論に至った。


ナールさん始めラズラ商会の人より景品を今回も用意してくれた。


優勝チーム お肉、お米

次勝チーム 果物、布

参加賞チーム お菓子


なんたる事だ!優勝か参加賞か•••ぐぬぬ。

お米が景品に入るのなら脳筋を集めたのに、失敗した。

こうなったら全力で父を始め皆んなに頑張ってもらわなければだ!



そして、冒頭の稲刈りを応援するに至ったのだ。


ちなみに今年の競技は

・綱引き ・100m走 ・宝探し ・借り物競走

・稲刈り競走 ・定番大篝火作り


1人2競技には出られるように各チームで話し合いをしてもらった。

綱引きに15名、競争ものに5名づつだが稲刈りだけ10名、篝火作りに10名選出してもらった。

各チームとも、狙いを定めたライオンの如く目をギラつかせていた姿は、しばらく夢にでてきそうなほど恐ろしかった。


私は宝物探しと借り物競走に出場!

足の早さでなく、勘と運の良さが物をいう。

そう、運の良さ•••。例え与えられた議題が"子供を負ぶってゴール"だとしても。

例えその議題を考えたのが父で、父が大好きな子供達を背負って走る思惑が外れただけなのだとしても。

そして、その思惑で大好きな子供を苦しめたのだとしても•••全ては、運!



父は稲刈りと100m走に出場していた。えぇ、借り物全く関係ないのに己の欲望を考えた結果が子の苦労です。


カリーさんは稲刈りと大篝火作りに出場していた。規定の形がある訳ではないが、何とも立派で独創的な篝火を作り上げていた。


タニタさんも自慢の怪力を活かした綱引きで、圧勝するなどチームリーダーが女性な事のハンデも物ともせず健闘していた。


そしてゲストチームのご領主様一行も、宝物探しで脅威の勘の良さ見せつけていた。

篝火作りではラズラ商会の人たちの団結力で模範のような物を作り、村人を驚かせた。


そんなこんなで激しく熱いバトルを繰り広げた運動会が閉幕した。


結果はどうだったかって?



「ルンちゃん、新しい冬用のお洋服作ってあげるわね!」


母の言葉でお察しを。



お米が食べたいだけなのに、何故こうも道のりが険しいのだーー!!


閲覧いただき、ありがとうございます。

誤字・脱字等ありましたら都度訂正していきます。

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