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村と幼女の幸せ計画  作者: 天狐
幸せ第5章
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4、朝の仕事〜子供篇〜

コタツに入り、お風呂に連れて行ってもらえなかった事でやや膨れた頬に手を置き考えた。


子供、仕事、雪••••湯船•••••。



何かあるはず。いつの世も人の裏を掻い潜り非正当性を正当性にする輩はいるのだから。


窓の外を見ると父達が頑張った痕跡が確かにある。1ヶ所に集められた雪の山。

あれは最早、天然雪100%の雪山だ。


あれに傾斜をつければ滑り台になるかも

いやそれじゃ仕事ではなく遊びではないか。


うむむむ••• はっ、遊びと思わせての除雪なら仕事になる!?


春の大会でやったように。


なら子供だけでも出来るのはぁー•••



雪だるま作りに鎌倉作りか!?



ナイスなアイディアに思わずニヤと口角が上がっていたらしい。


「ルンちゃんが何か企んでるよ?母さん。」


「あらやだ、ん〜、ダルとジルで見守り(監視)してくれる?」




ちびっ子警備隊とやや大きい子供達に集まってもらい、やりたい事の説明をした。


「というわけで こみち いっぽんみち ゆきのげいじゅちゅ たいかい します!」


思った通り、子供達はワクワクした表情で作業にとりかかった。


「みんな むじゃきねー」


そんな事を呟きつつ、私も芸術的作品を見せ皆んなの腰を抜かしてやろうと意気込んだ。



そして2時間後、皆んなが思い思いに作った作品が村のあちらこちらに転がっていた。


想像したような、だるまの形はなく••••



「これ おうち!?」


「ふぉー!うまー!!」


「これ ダムだーー」


何という事だ。雪で作ったとは思えないこのクオリティの高さは何なのだ。


「ルンちゃんのこれは、何を作ったの?」


これだけ見事な完成品を見た後に何て質問をしてくるのだ。



「•••やまがみしゃまの おそなえもの?」


本当は雪だるまを作ろうとして、失敗した結果かなりの雪玉が出来上がったため

積み重ねて遊んでいるうちに、時間となってしまったとは•••とてもじゃないが言えない。


「山神様の?ルンちゃんは優しいね!それじゃ、僕がそれを置く台使ってあげるね。」


良心がゴリゴリと削られていくようだ。



子供達の芸術作品を見た大人達は、ビックリした顔をしていたが皆んなが皆んな、作品を見ては笑っていた。


そして何故か山側に作られた、雪で作った祠にあるお供え物(雪だるまの残骸)の前で、村人達はお祈りを捧げていくのであった。




その結果、ようやくありつけたお風呂も、精神的ダメージによって入る事なく爆睡したのだった。


閲覧いただき、ありがとうございます。

誤字・脱字等ありましたら都度訂正していきます。


最近パンケーキの形をデコレーションするのにはまっているのですが•••

まるで嘲笑うかのように、別の何かになる現象•••

職人さんや器用な人を尊敬する今日この頃です。

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