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村と幼女の幸せ計画  作者: 天狐
幸せ第5章
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3、朝の仕事〜大人篇〜

朝早く、外がまだ明けきれていない時間に起き出し支度をする。


「今日も冷えるなぁー•••」


家の中でも吐く息は白く、そう呟きつつ外に出る。


そんな後ろ姿を見ながら、妻は帰ってきた時夫の身体が温まるようにと暖炉に火を入れ、お湯を沸かす。

その光景がこの村の冬の常である。



「いや、でも今年はマントの下に着るこの服のお陰で多少暖かいな!」


「確かに。まぁ、うちの奥さんが作ってくれたこの服が1番決まってるがな!」


夫達が自慢をしている物

それは、木綿布でチュニックのような形にした長袖のものだが、それにひと回り大きくした物に羊毛を纏め形作ったのちに、中身が動かないよう格子柄に縫い付けていった服だ。


足元は撥水効果のある獣の毛皮を膝下に履き雪の上を歩くのに最適な藁靴を覆い、防寒している。



各家の雪下ろしを数人づつで手伝う班と、雪を1ヶ所に集める班に別れ作業していくのが

男達の朝一の仕事だ。


それが終わったら早々に家へ戻り、妻がまたは子供や兄妹が用意してくれたお茶を飲み暖をとる。


「お疲れ様です。宿泊所にお湯も用意してあるので、温まってきたらどう?」


何と宿泊所には皆んなで利用出来る場所として大きな湯船を作ってしまったのだ。



その頃に起き出した私はお湯と言う言葉に反応し、連れて行ってもらうべく父の足にしがみついた。


「ルンも一緒に入るか?あっ、いやでも•••ルンは女の子だから、見られたらまずいか?」


「はいるー!おとーしゃんとはいる!」


私は確かに淑女だが、何を言っているのやら

ぽっこりお腹にぷくぷくの体で女の子もあったものではない。


だが、母に


「ルンちゃんお父さん達は朝の寒い中、お仕事してくれたご褒美でもあるのよ?」


そう言われては我儘は言えないではないか。


いや待てよ?お仕事•••??

それなら、子供もお仕事すれば入れる?


むーん、と唸りながら考えていたら


「ルンちゃん、くれぐれも大人しくね。」



母の牽制と疑いの眼差しは見なかった事にしよう。


閲覧いただき、ありがとうございます。

誤字・脱字等ありましたら都度訂正していきます。


いつの間にか、4月も中旬になっていましたね。

学生時代との時間の感覚の違い、しみじみと感じる今日この頃です。


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