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村と幼女の幸せ計画  作者: 天狐
幸せ第4章
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6、淑女の挫折

大人は冬篭りする為の準備として、保存のきくパンや塩などの購入をしたり

山に入り猪などの獣を捕まえて干し肉を作ったりと、より一層忙しそうにしていた。


そんな中、考えていた。手にカッチカチのパンを持って。


水分を抜く事で、長期保存を可能にする為と聞いたが•••これ、いつか歯が抜けるのでは。


スープに浸して食べれば、柔らかくなって丁度良いのだけれど他に方法はないだろうか。


頭をフル活動するも、調理に関しては一切思いつかなかった。



•••何という事だ!密かに料理上手な淑女計画が•••!

早速頓挫してしまったではないか!


イースト菌だのベーキングパウダーだの何で出来ているのかも知らないし、天然酵母なるものもあるようだか•••作り方なぞ知るわけもない!!


私の淑女計画が••••。



「ルンたん どしたの?」


地面に手と膝をつき、四つん這いの体勢で計画を嘆いていたらメルトに声をかけられた。


顔を上げ、説明すると•••


「おかーしゃんなら ちってるかも!いつもおいしーの つくってくれるから!」


我が家の母だって、おいしーの作ってくれるがメルトのキラキラした目が語っている。

絶対おいしー物が他と違うと。




タニタさんのところへ行き、話をすると


「うーん、どうだろね••。この子達が美味しいって言ってくれるから、パンも作ってはいるけど•••イースト菌?それは聞いた事ないね〜••。」


子供達の為にパンの作り方のレシピを、ナールさん伝いに手に入れたとの事だ。


そんな会話をしていると、タニタさんがパンを1つ差し出してくれた。


手に持った瞬間から思った。これは確実に美味しいやつだと。


匂いを嗅いで口に運ぶと、もちもっち柔らかいではないか!

メルトのキラキラお目々が移ったかのように、キラキラとさせパンを完食!


料理上手の称号はタニタさんに渡そう。


「おいしー!これ みんなよろこぶ!」


「そうかい?なら、皆にも教えてみようかな?」


その言葉にテンションも上がり


「タニタりょうりきょうしつ!!」


と提案するも、タニタさんは恥ずかしい••と。


「なら••、オルメル教室なんてどうだい?」


おぉー!それも良い!!



次の日に早速、ご婦人方(に混ざり数名男性もいた)が集まり、パン教室が始まった。


柔らかく歯に優しいパンにもうすぐ会える!

閲覧いただき、ありがとうございます。

誤字・脱字等ありましたら都度訂正していきます。


パン屋さんの出来立ての匂いは、何故お腹が空いていないのに食べたくなるのでしょうね。

魅惑の匂いすぎて、いつも欲望に抗えません。

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