2、捕獲成功
そんな作物事件が数回繰り返されるも
大人達は、どうする事もできずただ困惑の表情を浮かべていた。
「これはいけない」といつもの日課に村の巡回を加え散歩中
カサカサ…
と草の擦れる音がした為、抜き足差し足忍び足…で草むらまで静かに寄り
そっと草をかき分け音の発生源を見てみると、思った通りのものがあった。
気配を察したのか、私に気づき互いに固まったまま数秒。
「あい、これ たべて」
ポケットに入れていたクッキーを差し出した。
そう、こんな事もあろうかとちゃんと用意していたのだ。
決して常備している訳ではない。淑女たるものの嗜みだ。
警戒しつつも、クッキーを食べてくれた事にほっとする。
ポケットがぺちゃんこになっていく事を悲しく思いなからも、差し出し続けた。
そして、ある程度警戒が薄れたと感じて
「こっち いこう。」
村にご招待。
村の中に入ると、大人達が驚いた顔をしていた。それはそうだろう。
草むらには3人もの子供が互いに身を寄せ合っていたのだから。
見た目は4歳ほどの幼子達に思うが、3人とも痩せているし汚れているから分からない。
それでも
「ルン 4しゃいです。よろしくです!」
と自己紹介し、勝手に友達になったのである。
とは言え、私にはどうしようも出来ない問題だ。
ここは両親に丸投げしよう。そうしよう。
「おとーしゃん おかーしゃん ひろいまちた。おともだち なりました。」
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