1、不穏な気配
新章スタートです
夏の野菜が実りを迎えた昼下りに1人寂しく散歩していた。
家の手伝いを母にやんわり断られているため、日課になりつつあるの唯一の仕事が散歩なのだ。
そんな時村人が数人集まり深刻な表情で話をしているところに遭遇した。
「こんにちはー どしたの?」
「あぁ、ルンちゃん こんにちは。
いや何、畑の作物がなくなってる部分があってね、山から獣でも降りてきたのかな?
って話し合っていたんだよ。」
•••!なんですとー!それは一大事!!
私も一緒に畑の観察。
日々鍛え上げられた観察眼を使い、畑全体を山に近い所をそして実のなる畑を、じーーー。
と、そこで異質な物を発見した。あまり知られてもいけないかもと思い
「おとーしゃん、これ みてほしい」
声をひっそりとさせ、父の足をペシペシ叩き促した先を見てもらう。
「はっ•••!これは••••」
父は始め驚いた顔をした後、何て酷い•••と眉間にシワをよせ呟いていた。
意味が分からず、首を傾げる頭を撫でながら
「父さんが皆に説明しておくよ。ルンは戻っていても大丈夫だよ。」
と、父の言葉に引っかかるものを感じたが、素直に家へと戻り昼寝をした。
夕方になり、両親を始め村中の大人達で話し合いがあったようだが•••
幼児の就寝は早い。
食っちゃ寝食っちゃ寝たまに遊び、そして寝る。
幼児の日常とはそんなものだ。と幼児ライフを享受しつつ床についた。
「ルンちゃんは布団に寝かせてポンポンすればすぐに寝るから、父さんと母さんがいなくても助かるね。」
「うんうん、たまにぐずってもクッキー渡せばご機嫌になるしね。」
そんな兄達の失礼な会話も聞こえずに。
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