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村と幼女の幸せ計画  作者: 天狐
幸せ第2章
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8、木材の匠 モス

いつまでも、くよくよしていられない。

大雨降るたびの雨漏り問題を考えよう。

そもそも、藁葺屋根は雨漏れしないで有名だったはず。それが何故雨漏りするのか…


外から屋根を観察すべく、じーーっと見てみる。

うむ、そうか…なるほど。



全く見えないときたか。



では内から見てみる。じーー…

うむうむ。じーっと見るまでもなく藁束が外れ薄くなってるようで、空がうっすらとご挨拶している。


どうにも屋根にする藁束が十分に確保できなかったとの事。

ならば、今後の事も考え屋根の作りを変えてしまうのはどうだろうか。


うーむ、確か…木板の上に藁を敷いて、それから土葺(つちぶき)を接着剤替わりにして瓦を置くんだっけかな。

ん?か、瓦!?そんな物見た事ない!


周りをキョロキョロ


「ルン、どうした?」


「あめに つおい そざいない?」


「あー、それなら杉だな。家の木材にも使ってるぞ。」


何と!杉とな!確か杉は皮も使えたはず!


「しゅぎ かわ ほちい」


「皮?あんな物、使い道ないから大量にあるぞ」


父とその家の持ち主、モスさんに詳細を説明。

何とモスさん木材の扱いに長けているようで、杉皮を機械で剥いたようにきれいな状態で放置されていた。


そしていつものように、規格外の早さで修繕を完了した。

最早規格外は標準なのではないだろうか…



後日、杉皮屋根も好評を博し修繕必要な家は切り替えていった。




こうして少しづつではあるが村改善を決意してから、たった2年と半年ほどで

村の生活環境が良くなり、村改善が順調に進んでいるように思う。


この小さな体では出来る事も少ないけれど、皆で幸せに楽しく暮らすためにも

これからも記憶を参考にして、1割考えて9割実行の精神でいこう。


「がんばるぞっ、おー!」



閲覧いただき、ありがとうございます。

誤字・脱字等ありましたら都度訂正していきます。


小さい時に藁葺屋根の家というものを見学に行った事があるのですが、その時はあまり感じる物がなかったように思います。

大きくなってからの方が感慨もひとしおなのかもですね。

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