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村と幼女の幸せ計画  作者: 天狐
幸せ第13章
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4、ギルド見学!

一家で恐る恐る入った生産者ギルド内部。

そこは外側とは裏腹に、中は半分程の広さで需要と供給側が分かりやすく別れていた。


試しに供給側の近くまで行くと、食材・植物・素材・その他、と大まかに分類されたそれぞれの担当カウンターがあるようだ。


ギルドが出来てから加入する村や人も増え、扱っている商品も増えているらしい。

その為、今日も商品を納品しに来ているらしき人や、商品を仕入れる為に訪れたらしい人達がたくさんいた。


山神村で話し合って出来たギルドが今目の前にあって、色んな人達によってギルドが稼動している。

感慨深いと言うよりも不思議な思いだ。

本気で考え発案した事だけど、多分実在しているギルドを見るまでどこか現実味がなかったのだと思う。


ギュっと母に抱きついた。


「ルンちゃんどうしたの?」


何故かよく分からないけど、今無性に泣きたくなったのだ。

幸せになる為の手段として実現したこの現状、嬉しさや不安、期待や憂いがせまり胸が詰まる思いがするのはどうしてなのか。


その時私の頭を優しく撫でながら


「"頑張る人は報われる"んだろ?

ルンの発案だけど、それだけ。その後実際に動き出すのは人の思い。

それは、幸せに暮らす為に模索し頑張っている人がいるからだろ?

このギルドを立ち上げた時から、ルンの手からは離れているんだよ。

だから、ルンはこれからも変わらず楽しく過ごしているだけで良いんだ。」


そう言ってくれた父の言葉。

発案しただけ、私の手から離れている•••

そうか、思った以上に人の間に定着したギルドに萎縮して、発案した責任を感じて恐怖を抱いてしまったのか。

ホッと息をつき肩の力を抜いた。



その後は客観的に見る事で、ギルド内を楽しく散策した。

そして••••


「しょうひん つかいかたをせつめいしたり じつぶつをてんじしたのが、分かりやすいとおもう。

かんばん、しゅちょう強すぎ•••」


「あ、僕は文字習わせてもらったから分かるけど、分からない人もいると思うから

案内する人がいると分かりやすいかな?」


「人が多すぎて何があるか見づらいー

出来れば買う人と売る人の入り口は分けてくれたのが見やすくなるんじゃない?」


ナールさんに感想を求められて、兄妹で盛大なダメ出し?改善点?いやいや提案しまくった。


ナールさん始め数人の職員があたふたしながら、内部のレイアウト案を考えては話し合いをして兄妹から不合格をもらう事1時間。

このギルドの職員内で


"この兄妹、容赦ない•••"


それが共通認識となった。



「木でこのもじにけずって、かべにはるとかっこいいかも!」


「カリーさんなら直ぐに作っちゃいそうだね。」


そんな職員の思いも知らず、次々と言葉を発する容赦なき兄妹は満面の笑顔で職員を翻弄していった。


閲覧いただき、ありがとうございます。

誤字・脱字等ありましたら都度訂正していきます。

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