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村と幼女の幸せ計画  作者: 天狐
幸せ第13章
123/274

1、いざ、王都へ!①

新章スタートです

興奮して眠れず朝を迎えた今日、いよいよ出発の日が来た。

夏の月は明るくなるのが早いと言っても、まだ日が昇り始めの時間。

ほとんどの人が布団の中でぬくぬくと睡眠を貪っている。


「これもったけど、何かわすれものないかなぁ。」


1人ガサゴソと、自分用のカバンの中身を出しては入れ、入れては出してと床に座り確認作業していた。

ガサゴソ、ガサゴソ。



「ルン、嬉しいのは分かるが少し寝ないと後で眠くなるぞ?」


どうやら父を起こしてしまったらしい。


「そうだよー、町とか見るの楽しみにしていたんでしょ?

ファ〜•••、眠い•••

僕も眠いけど、また寝たら起きれなそう•••」


いや、よく見ると全員起き出してしまったようだ。


「わすれものないかかくにん してたの!」


完全に徹夜明けのハイテンション状態で、目がランランとしている。

寝れる気が全くしないのだ。


「興奮し過ぎて眠れなくなっちゃったのかしらね。

お父さん、この前買った大きめのタオルを馬車に持って行きましょうか。」


大きめのタオル?バスタオルの事だろうか?

見せてもらうと、どちらかと言うとタオルケットのような大きさだった。

だが、なぜ夏の暑い中での移動でこれが必要になるのだろ?




その後朝食を摂り時が経つのを無意味に家の中でウロウロして過ごした。

そして人々が活動を始める時間となり、ナールさんの用意してくれた馬車に自分の荷物や私が持てる物は、さっさと詰め込み1人準備完了。

ソワソワ、ウロチョロ時折ボリボリ。


「ルンちゃん、そのクッキーは馬車の中で食べるんじゃなかった?

今食べたらなくなっちゃうよ?」


手持ち無沙汰となった私は、時間が来るまで落ち着かずついついクッキーに手が伸びてしまったようだ。



「ルンちゃーん!そろそろ出発でしょ?

あのね、これ後で食べてね!

昨日皆んなで作ったのー!」


声のする方を向くと、ちびっ子達が見送りに来てくれていた。

メルトが籠に入ってなお甘く香ばしい匂いを発している物を手渡してくれた。

何て、何て素晴らしいんだ•••!

見なくても分かる!これはタニタさん秘伝のサクサククッキーだ!!

お礼を言って受け取りながら決意する。

たくさんお土産買って来るぞ!



「さて、そろそろ準備も整ったし出発しますか?」


サクサククッキーの感動に打ち震える中聞こえたナールさんの掛け声に応えながら、馬車に乗り込んだ。


「忙しい中出掛ける事を了承してくれてありがとうございます。

それでは、いってきまー」


「「「いってきます!」」」


父の言葉を被せる勢いで、兄達と声を合わせて挨拶をした。

さぁ、いよいよ王都に行ける!

ワクワクして王都に行く目的は何だったのか忘れたけど、楽しみで仕方ない!!


閲覧いただき、ありがとうございます。

誤字・脱字等ありましたら都度訂正していきます。

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