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村と幼女の幸せ計画  作者: 天狐
幸せ第12章
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5、水確保と増える同行者

風車村の進捗状況は、定期的に帰ってきてくれるナールさんからもたらされる。


「外観だけならすぐにでも出来るみたいなんだけど、内部や羽部分とかに時間がかかるみたいなんだよ。」


なるほど。私には理解不能な構造になっているのだろう。


「そう言えば使わなくなった井戸の所にも風車を作ってみたら、水が出てきたんだよ!

まだ井戸は生きていたみたいで、皆んながビックリと感動で凄い事になっていたよ!」


!?水が出て生活水が確保されたら良いなぁ、と夢想していたけど、まさか本当に出るなんて!!!


「すごい!よかったね!!」


「出始めは使えないけど、今頃はもうきれいな水が出ているんじゃないかな?

でも本当に、水が出た時のあの感動は忘れられない!」


興奮冷め切らぬ様子で身振り手振り使って伝えてくれた。


記憶の世界では蛇口を捻るとすぐに水が出るし、広場にも水場があるほど水は身近らしいけど、ここではそうはいかない。

水の有無で生活と命が左右されるのだから。


「こう言った生活水が、どこにでも溢れるような世界になればと願うよ。」


全くの同感だ。



「そういえば、らいげつ おかーさんとジルにいも行くっていってたよ?」


ふと思い出し、ナールさんに報告した。


昨夜、父から真剣な顔で注意事項と共に母が同行する事を伝えられた。


"良いかい、知らない人について行ったり1人になったりしたらいけないよ?

ましてナールさんと2人きり•••!

お母さんにも行ってもらうから、ちゃんと手を繋いではぐれないようにするんだよ?"


"あー!僕も行くーー!"


"そうか、ならジルが2人を守るんだぞ?

だがジルも無茶はしないようにな?"


過保護ここに極まりな勢いで、次々と決まっていく事柄に増えて行く同行者。

果たしてジル兄だけですむのだろうか•••?

まぁ、皆んなで楽しめるならそれはそれで賑やかで良いかもしれない!



「たのしみだねー?」


来月の事を思いウキウキでナールさんへ声をかけると、ナールさんはどこか遠い目をして


「確実に不信がられてる•••?」


時折余計な事をやらかすが、不信になるほどの事を何したのだろう?

ナールさんもまだまだ未熟者と言う事か。

慰めの足ポンポンをしておこう。


閲覧いただき、ありがとうございます。

誤字・脱字等ありましたら都度訂正していきます。

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