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村と幼女の幸せ計画  作者: 天狐
幸せ第11章
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8、麦茶を作ろう

夏の暑さにバテる事なく外で仕事をする為に何が出来るかを考えた時、思いついた。


「むぎちゃだ!」


そうだよ!この村は雪に覆われる土地柄か、他の土地よりは暑さがそこまで厳しくはないが、ここ以外はきっとそうではないだろう。

そして記憶の中では夏の水分補給として塩分や適度な甘さのある水分があった。

塩とレモン水やミントを混ぜた物などを最初に思い浮かべたが、ミントはともかくレモンが問題だ。

この国では作っていない。使うのなら輸入した物を使うだけに高価な物となってしまう。

なら、手軽にできる物ー麦茶ーならここでも作れるはずだ。

確か麦茶にはミネラルが入っていて、汗をかく時期には特に良い物だったはず!


「おとーさん おおむぎほしい。」


「大麦?それなら収穫したのがあるからそれ使うか?」


安価で買える食品として大麦は大概の村で作っている。

味は•••まぁ、そこまで美味しくはないけど。

お腹を満たすには重宝しているのだ。

それに場所によってはこの大麦でお酒を作っているらしい。ビールのようなものだろうか?


父から殻剥きが終わった大麦を子供用桶一杯に貰い、外の釜戸まで向かった。


「ルンちゃん、今度は何するの?」


私の監視員(ダル兄)が当然の如く付いてきた。

まぁそれも込みの事だから気にしない。


「これ てっぱんの上でいるの。」


踏み台として木箱を用意して、準備万端で説明した。


「麦を洗わなくて良いの?」


あっ!忘れてた!!気持ちが急いていたようだ。


「あ、あらうよ?これから•••」


何気なさを装い大麦を洗い、水洗いをして青竹村の人が試しにと作った竹ザルの上に置いた。


これ、乾かさなければいけないではないか。

て事は、今日は無理•••くぅー!

悔しく思いながら、その日は大麦を干して家へと戻った。




次の日、何故か見物人が増えた中で作業を進めていった。


「ルンちゃん、僕が代わるよ。

どのくらになるまでやれば良いのかな?」


量があるだけなかなかに労力がいるので、ダル兄の申し出はありがたい。

多分茶色に色が付けば良いのかな?

正直大麦を炒るしか分からないのだ。


「ちゃいろなったらだいじょうぶ!••••だと思う。」


多少自信がなくなるのは仕方のない事だ。


そして約20分くらい炒ってからザルに開けて冷ましている間に、今後の工程を説明した。

工程と言っても、後はこの炒た大麦を水から煮るだけなんだけど。


そして冷えた頃、大麦を煮出してガーゼで濾しながら出来た色付きのお湯をまずは熱いままだが飲んでもらった。


「ちょっと苦いが、お湯よりは良いな。」


「これ、麦をすり潰して粉にしたのを水に漬ければ、水のまま飲めるんじゃない?」


なるほど!!ナイスアイディアだ、ジル兄!

猫舌だから飲めない悔しさをバネに考えついた事ではないと信じたい。


後日水出しの麦茶を試飲した人達は、暑い日には丁度良い、と絶賛していた。

惜しむらくは氷を作る事は出来ないので、キンキンに冷えた麦茶を作る事ができない事。

でも常温の麦茶でも十分に美味しい。

これに塩分補給として塩を入れても良い。


これからの夏は麦茶が主流となるかもしれない。


閲覧いただき、ありがとうございます。

誤字・脱字等ありましたら都度訂正していきます。


昔は祖母の影響か、麦茶に砂糖を入れて飲んでいました。

大人になってからは入れてませんが、時折こっそりと入れ飲んでみたり•••

小さい頃から親しんだ味って、なかなか忘れられないものですね。

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