1、はじまり
幸せ第1章
「雪解け大会始めるぞーーー!」
神聖な空気すら感じさせる朝日に照らされた空に、元気な声が響き渡る。
この言葉と共に名も無い村の春は始まったー‥
雪に閉ざされた大地が暖かな日差しを浴びて、雪解けと共に冬の終わりを告げる頃
植物は芽吹き、動物は巣穴より起き出して春の訪れを歓迎する。
大陸の端に位置するこの国、パニシー国の人々もまた、冬が去るのに安堵し春の到来に感謝して新たな始まりを迎えていた。
そんな人々が喜び一色になるお祝いムードの中
山の麓にある名も無い村では、村を挙げての大会が開催されていた。
村が山の麓とあって、未だ雪が残る寒々しい景色の中いやに元気な村人達総勢約150名程が、やる気に満ち満ち(鼻息荒くして)て開始の合図を待っていた。
その時1人の幼女が村人の前へと出て
「みんな じゅんびたいそー しましゅー!」
と言い、じゃんじゃーかじゃんじゃん と何やら馴染み深い音楽を口ずさみ自らも体を動かし始めると、村人達も慣れた様子で幼女と一緒に音を口ずさみながら体操をしていた。
何とも舌足らずな言葉を話すこの幼女の名は、ルン。
この国での一般的な茶色の髪に母親譲りの晴れ渡る空色の瞳を持ち、春が落ち着く頃4歳になるごく普通の幼女。
ただし、このごく普通の基準はこの村に限る。
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初投稿ゆえ、手探り状態です…
誤字・脱字等ありましたら、都度訂正していきます。
長い目で見て頂ければ幸いです…。




