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人間嫌いな2人が出会った結果  作者: キュアドラゴン
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死と生

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僕は殺される。なんの意味もなく。。。


隣で母親が殺されている。


十六歳の僕はただ空を見上げてつぶやいた



「何が人類のためだ、人類なんて滅べばいい」



僕は戦ったわけでも、誰かを守ったわけでもなく

ただの口減らしのために殺される。


せめて美味しく食べてくれよ。僕は出来るだけ痛くないように神経を手放した





~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



あれはいつだったか、はっきりとは覚えてないけど

私がとある高校に公演に行った時だったと思う


大学を出て2年間の研修を受け、ようやく医者と名乗ることが出来た頃だった。こんな質問を受けたのだ



1番楽な死に方は何ですか、と。


結論から言うと、楽な死に方なんてのは存在しない、そもそも人間は死ぬための構造をしていないのだから。人間は人間が思っているより丈夫な生き物だ。だからその場はおじいさんになるまで生きて寿命で死ぬことですよ。って適当に誤魔化したと思う。


でも実際に死ぬとなると迷ってしまう。もちろん死ぬか生きるかではなくて死に方だ。自殺で1番多いのは首吊りだろう。首吊りは低コストだし、痛くないと思っている人が多いから。でも、人生で死ねるのは1度だけなのだ、それならとことん苦しんで死んでやろう



私は浴槽に水を貼った。








「あなたは自殺しましたね?」


私は不思議な声?によって目を覚ました。声?と?マークを付けたのはその音があまりにも無機質で感情が全くなかったからだ


「あなた自殺しましたね?」


まただ、あの声は気味が悪いが取り敢えず返事をしてみる


「は、はい」


「はぁー、またですかー、最近自殺者が増えすぎてるんですよねー、私の世界だけですよこんなにも自殺者がいるのは」


「は、はー、そーですか」


「これも全部私が住みやす過ぎる世界を作ってしまったせいなんですけどね……」


これはツッコム所なのだろうか?というかここはどこなんだろう?私は自殺したはず、ここは死後の世界?それとも……そもそもこの声はなんだろう?


「そろそろ落ち着いてきたかな?それじゃ本題に入ろう。今地球では自殺者が増えているのは知ってるよね

そのことについてお父さんが怒ってるんだよ。そ!こ!で!自殺者のみんなに他の世界はもっと苦しんでる人がいるってことを知って欲しいんだ!なので今から別の世界に行ってもらいまーす!」


「ちょ、ちょっと待って!意味が分からないわよ!どうしてせっかく死ねたのにまた生きなきゃいけないの!それに私は死にたくて死んだわけじゃない!そもそもあなたは誰なのよ!」


「まぁまぁ、落ち着いて。僕のことは神様とでも思っといて、今から行くのは私のお姉ちゃんの世界だからきっと気に入るよ!それにあっちの世界でいいことをすれば地球に戻ってくることも出来るしいいじゃない

えーと、そうだあっちの世界に一つだけ物を持っていけるよ!消耗品なら無限に使えるようになるからね、よーーく考えてね!」


「なるほど、つっこんでも意味がなさそうね……

はぁー、んで一つだけ物を持ってけるってどこのラノベよ」


「おぉー、ラノベを知ってるのかい?いーよねラノベ、僕もラノベに憧れて神様になったんだ!」


「高校の時の黒歴史よ、思い出させないで。一つだけ、しかも物と指定があるからなー、お金が1番チートっぽいけど、そもそも貨幣制度があるかも分からないからねー。よし!決めたわ!

私は……”水”を持っていくわ!」


「よし!決まりだね!それじゃお姉ちゃんの世界に行ってらっしゃーい!………………………あっ」






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