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猫とこたつで丸くなる(夢)

作者: 時 とこね




雪が降り頻る中

焦げ付いた古民家

屋根の下は晴れてても

壁の内は肌寒い


こたつの中はポカポカだ

誰に気を使う必要もない

ちゃんちゃんこを脱いだら

こたつの中はポカポカだ


踞って身を捩り

猫のように丸まって

夢見心地に陥って

心の目すら閉じていく


時間はもう戻らない

声無き声で叫んでた

一睡したら時間の最果て

私は今は何処にいる?


オレンジの光に照らされて

方や空想、方や幻想の夢の中

起きて見る夢は過去の物

眠って見る夢は夢のまた夢となる


私の心を抉りながら

それでも心地よい世界に堕ちて

首を絞めながら笑ってる

涙を流す君がいた


私は君を思い出す

手を差し伸べることもせず

見ていただけの私だけど

もしももう一度有るならと

有り得ない日々を思い描く


妄想は程々に

呼吸が乱れ

苦しいと思ったが

出口はない


光が失せて闇の中

灼熱にのたうちまわっては

在りもしない出口を探す

もがくように暴れてもみる


やがて掴んだ一つの欠片

それは柔らかく手を包んだ

私は思いっきり引っ張った

天板ごと布団を引き抜け!


ガッシャン!!


音と光が同時に差し込む

眩しくて目を細めたが

飛んでくミカンと滴る緑茶

部屋の悲惨な姿を目にした


ふぅ、っと私は一息ついて

部屋の惨状にも安堵する

天井の照明はちららと揺れて

汗をすきま風が拭ってくれる


生きてる、って気づいた気がした

瞬間、片付けなきゃと嫌気が差した

こんな感じで私なら

自覚しようとも忘れていく


時間は流れて常に最果て

先の見えない未来の予想

雪中の小さな古民家で

私は見つけたり、忘れたり


綺麗に片付けた部屋の中

こたつに入って幸せを感じる

悲しみも其所には在るでしょう

それでもやっぱり好きだから


忘れて得たり

こたつの幸せ


猫はこたつで丸くなる

猫と一緒に丸くなる





猫が欲しい

と丸くなる







こんにちは!

メリークリスマス!

靴下を洗う時 とこねと申します!


ホントは布団とカーペットも干したかったのですが、起きたら夕方でした。

私事ですが、先日万年筆を買っちゃいました。それ言いたかっただけです。


今日はクリスマスですね。早めの自分がサンタさんだったらクリスマスの日はお休みしたいです。

そういえば、ニュージーランドとかオーストラリアって今夏なんですよね。

良く聞くフレーズで夏だの海だって言うのがありますが、向こう風に言うと、


「夏だ! 海だ! サンタさんだ!!」


ってなるんでしょうか。不思議ですね。


それでいくと、オリンピックも夏季冬季同時で出来るんですよね。動員数半減しちゃうからやらないだろうけど。


あ、またつまらない事を書いてしまった……。

クリスマスプレゼントとしてそっとしておいてくださいな


ではでは、最後になりましたが、皆さんに幸運がありますように。

メリークリスマスイヴ!!

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