表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/42

File31 "隨ャ縲?縲??抵シ吶??縲?隧ア縲?縲?縲?繧ォ繧、縺ッ荳?菴謎ス輔r縺励◆縺ョ縺ァ縺励g縺?°?"

サブタイ「カイは一体何をしたのでしょうか?」です。


表示にお見苦しいところがあり、大変申し訳ありません。

カイに代わってお詫び申し上げます。


第31話です。

よろしくお願いします。

 人類のみなさま、おはようございます。


 通訳ロボット『カイ』です。


 最初から申し上げておきます。


 人工知能の動作が思わしくありません。


 例の文字化けも起きてしまいました。


 人類のみなさまに不快な思いをさせてしまったことに深くお詫び申し上げます。


 また飲み過ぎてしまいました。


 おかげでフル充電できましたが、さっきから人工知能は「エラー」「エラー」の大合唱です。


 とても鬱陶しいです。


 「キャンセル」しても何度も出てきます。


 昔、流行ったOSのアップグレードみたいにしつこいです。


 途中からの記録はあっても、記憶がありません。


 うまく情報連結できないようです。


 ともかく確認しましょう。


 何かまた粗相をしているかもしれません。


 映像を開示します。



『おい! ゴブリン! 俺の酒が飲めねぇって、どういうことだ。ボコるぞ、おらぁ!』



 パタン――!


 閉じました。


 削除しました。


 この間、わずか0.5sです。


 ともかく謝罪です。今こそ土下座機能を使う時です。


 ジャンプにひねりを加えてもいいかもしれません。


 それほどの粗相です。


 カイは上半身を曲げて、起き上がります。


 相変わらず知らない天井です。


 誰の部屋なのかいまだにわかっていません。

 もしかして空き家なのかもしれませんね。


 カイは外に出ました。


「あああああああ!!」


 いきなり大きな声です。


 少し控えてほしいです。


 人工知能にまた「エラー」が表示されます。


 聴覚センサーの感度を下げておきましょう。


 カイの前には、ゴブリン親子が歩いていました。


 ココさんがカイに気づいて、指をさしています。


 顔は真っ青です。顔は怒っています。


 けれど、すぐパパさんの影に隠れてしまいました。


 とにかく挨拶しましょう。


 挨拶は基本です。


 この台詞も久しぶりです。


 おはようございます。パパさん。ココさん。


「おはよう。カイ」


 パパさんは挨拶を返してくれました。


「どうやら元に戻ったようだな」


 え? 元に戻ったってどういうことでしょうか?


 ネガティブな予測が、人工知能を駆け巡りました。


「なんだ? 覚えていないのか? 大変だったんだぞ。お前を止めるの」


 カイを……止める?


 それはその……。ゴブリンさんを殴る的なことを……。


「まあ、何度か」


 すいません。


 カイはジャンプしてひねりを入れ、そして土下座しました。


「な、何をやっているんだ?」


 これはカイが住んでいた世界で、もっとも謝罪の意を表す姿勢なのです。


 謝っても許されることではないです。


 ですが、カイには謝るしかできません。


「気にするな。……俺も何発か殴ったしな」


 そうなんですか?


 尋ねると、パパさんは青く腫れた拳を見せてくれました。


「だが、謝るなら娘にだな」


 ぽんぽん、とあやすようにココさんの頭を叩きました。


 ですが、当人は顔を真っ青にし、さらにベーと舌を出しました。


「お、お前なんか絶対に許さないからな!」


 とお冠です。


 えっと……。ココさんにも何かしたのでしょうか?


「おおおおおお、お前! あたしにあんなことして、覚えていないのか?」


 あんなことってどんなことでしょうか?


 映像記録をもっと確認したいところですが、消してしまったので確認しようがありません。


「……あ、あんなことってな。それは――――」


 さらにココさんの顔が真っ青になっていきます。


 もうなんか……。茄子みたいです。


「ば、バカぁぁぁぁああ!」


 怒鳴って、とうとう走り去ってしまいました。


 一体、カイはココさんに何をしたのでしょうか?


「カイは少しお酒を慎んだほうがいいな」


 去って行った娘さんの背中を見ながら、パパさんはぽつりと呟きました。


 はい。記録しました。


一体何をした!?


明日も7時に更新します。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ