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Middle phase Scene 12 - Master Scene

GM:時刻は、日が傾きかけた午後。

   楓湖町にある、ビル群の屋上。

   そこからは楓湖町が一望でき、そこでブラッドテイルは眼下に広がる楓湖町を見下ろしていた。

   そして、そこでケータイを使って、誰かに電話をしていた。





ブラッドテイル「……ああ。そうだよ。俺が茶化して覚醒したオーヴァードが“輪廻の獣”だった。」


ブラッドテイル「間違いない。この目で“仮面”を見たからな。」


ブラッドテイル「名前は、玄野凛音。あぁ。そうだよ。」


ブラッドテイル「…わかってる。殺しはしねぇ。」


ブラッドテイル「・・・なぁ、ひとつ確認なんだが」


ブラッドテイル「“イクリプス”と“輪廻の獣”を差し出せば、形はなんでもいいんだよな・・・?」


ブラッドテイル「・・・あぁ、そうだよ。それでいい。・・・わかった。」



GM:電話を切ってから、ブラッドテイルはふぅ。とため息をつく。



ブラッドテイル「必死だねぇ。あの人も。まぁ、あの人の理想には“輪廻の獣”と“イクリプス”は必要不可欠だからな。」


ブラッドテイル「そして、俺の理想にも…あの二人の力は必要だ。」


ブラッドテイルは座っていた屋上に立ち上がると、

遠い空、UGN楓湖町支部がある方角を見て、ニヤリと不敵に笑う。


ブラッドテイル「…あの様子じゃ、次俺の舞台に入る頃には光を食らい尽くすだろうな。」


ブラッドテイル「もっと喰らえばいい。早く完全な形になればいい。」


ブラッドテイル「完全な状態の“イクリプス”を俺がぶっ殺せば力が手に入る。“あの人”を超えられるだけの力が。」



ブラッドテイルは不敵に笑うと、ふと思い出したかのように呟く。



ブラッドテイル「ここのUGNの連中は思ったより骨のある奴らだったな。前座として申し分ない。」


ブラッドテイル「何よりも…“ロンリーキャッツ”がいるからな。今回は最高に楽しめそうだ。」


ブラッドテイル「まずは、あいつらの血で俺の舞台を飾ってから、ショータイムと行かせてもらおうか。」





ブラッディテイルは屋上から一歩踏み出し、飛び降りると同時に…その場から消え去った

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