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アラサー戦士中田翔子  作者: あざらし
異形の戦士、トランセンデンター!
21/46

*20 妹と一緒

 今は下着姿だが、このまま外に出るわけにも行かない。

 普段外ではライダースーツを着ているのだが、花火大会にライダースーツで赴くというのは、どうにも気が引ける。

 だがしかし、翔子はまともな服を持ち合わせていなかった。いや、パンツスーツがあるのだが……パンツスーツで花火大会に行くのは、企業が視察に来ているみたいでなんか嫌だ。

 昼食中、そのことを清香に話すと、彼女はこんなことを言い出した。

「じゃあ、買いに行こうよ」

 持っていないから買いに行く。シンプルで、至極当然な意見だ。因みになぜこんな簡単な事を今まで実行に移していなかったかというと、服が必要なかったからだ。大抵の場所にはライダースーツで行くし、そもそもライダースーツで行けないようなところには行かない。これでは服を買う理由がなくなってしまう。

 ただ、ライダースーツで服屋に行くのはどうなのだろうか。まあ、ここで我儘を言うと 『服を買いに行く服がない』 状態になるので深くは考えないが……。

「そうだね。そうしようか」

 翔子が頷くと、清香は俄然やる気を出す。

「よーし、そうと決まれば早速行こー! でも、花火大会のためにわざわざ普通の服を買うのも味気ないなあ……。でも翔子姉は普通の服持ってないからこの際でいっぱい買っちゃうとか……うーん」

 とても真剣に考えてくれているのはわかった。だが、嫌な予感がしてくるのは気のせいだろうか。



 こういったオシャレな店には、あまり来る機会がない。その上、服屋に来ることも数年ぶりなので、いまいち勝手がわからなかった。

「うーん、意外とこっちの可愛い系も似合うかも……でも背が高いからなー……」

 案の定、着せ替え人形になりかけている。翔子には衣服選びの経験値があまりないので、清香に選んでもらうこと自体には全く問題がない、というかありがたいのだが……。

 ――フリフリは嫌だ。

「顔は女子大生でもギリギリ通じるけど……やっぱり無難にこっちがいいかなあ……」

 清香は薄ピンクのワンピースと青系の服を見比べながら、うんうん唸っている。青系についてはいいのだが、ピンクはレース生地がふんだんに使われていて、どこかに引っ掛けたら破れそうだ。

「……私も、そっちのほうがいいと思う」

 ワンピースを指さしながら、翔子は言った。内心ではもう少し強く否定したいのだが、折角選んでもらっているのであまり文句は言えない。

 翔子はフリフリが嫌なので否定したのだが、清香は別の意味でとらえたようだ。翔子の長い脚をまじまじと見て、ため息をつく。

「うーん、確かにあんまり足が出ちゃうと逆にダサくなっちゃうかなあ」

(ごめんね、お姉ちゃんそんな深く考えてなくて……)

「無難にデニムかなあ」

 そう言いながら清香は、今度はジーンズを手にとった。デニムって生地の名前じゃ……。これはまさか最新の若者言葉なのかもしれない。最近やっとジーパンからジーンズに脳内で移行したのだが、また変わってしまったのだろうか。まだ一応二十代なのに、あまり他の人と関わらないので若者言葉に対応できていない。由々しき事態……でもないか。

「翔子姉、サイズいくつ?」

 当然のように清香は訊いてくるが、そんなもの把握しているわけがない。翔子は、長らくこのライダースーツしか着ていないのだ。ただ、パンツのサイズならわかる。

「――かな。パンツだけど」

「うーん、ショーツがそれなら、このぐらいかなあ。まあいいや、試着してみて」

 とりあえず試着とばかりに、ジーンズを押し付けられた。正直面倒臭いが、買っていざ穿こうという時に穿けなかったら悲しい。特にジーンズは、きついとどうしようもない気がする。学生の頃たまに穿いていたが、普段から動きにくいのに衣替えで半年ぶりに引っ張りだして穿いたりするとチャックが上がらなくなっていたりした。サイズがシビアすぎるのだ。

 試着室にジーンズを持って行き、カーテンを閉める。いま着ているものを脱いでから、ジーンズを穿いて……あることに気がついた。

 翔子のライダースーツはつなぎタイプだ。なので、上だけ脱ぐことはできても下だけ脱ぐことはできない。つまり、今の翔子はブラ丸出しでジーンズを穿いた変態なのだ。

 ジーンズのサイズはピッタリで、豊かなヒップがよく目立つ。無駄にスタイルが良いので、見られて恥ずかしいというわけではないのだが……。

「サイズどう?」

「うん、ピッタリ」

 カーテンを開けずに済むのではないかという期待を込めて、清香の問いに答える。だが、流石にそこまで甘くはなかった。

「見せて見せて!」

 自分で選んだものがどうなっているのか、気になるのだろう。その好奇心に悪意は全くない。だからこそ、断れないのだ。

「うん……わかった」

 恥じらいのせいで硬い声を出しながら、ゆっくりとカーテンを開ける。いっそのこと、堂々としていようか? とも考えたが、あまり来ない環境ということもあって、恥じらいが勝ってしまった。

 腕はブラを隠そうと組まれ、しかし露骨に隠すとかえって目立つのではないかと結局腹のあたりまで下ろされる。清香の視線を直に受け止めるのが怖いので、顔は右に向けていた。

「うん、ピッタリだね」

 だが清香は、特に翔子の格好に触れることはなかった。満足気にジーンズを眺め、うんうんと頷いている。女性だらけのこの空間では、下着程度では何も言わないのだろうか。なんにせよ、危機を脱した翔子は、安心半分、拍子抜け半分……といった感じだ。

 素早くカーテンを閉じ、ライダースーツに着替える。再びカーテンを開け、翔子は言った。

「じゃあ、これを三本ぐらい買って……」

 一本だと洗濯できないことと、万が一の自体を想定して、三本。これだけあれば、まあなんとかなるだろう。この選択に、翔子は全く疑問を持っていなかった。だが、清香は違う。

「え?」

 その時の清香の表情は、数年前に風呂場でバッタを見つけた時の翔子の表情にとてもよく似ていた。予想だにしていなかった事態に遭遇した時に、ちょうどこんな顔をする。

「え? どうしたの?」

 果たして、彼女は何が信じられなかったのだろうか。翔子が訊ねると、清香は恐る恐るこう言った。

「ま、まさか翔子姉、同じの沢山買うの?」

「買わないの?」

 翔子の答えに、清香は一転して常識のない姉を叱りつけるような声で言った。

「買わないよ!」



 その後実際に着せ替え人形にされ、とりあえず上下三着ずつと他に上着などを買うことになった。買い物後、財布の薄さに衝撃を受ける。まあ、給料日が近いのでなんとかなるだろうが……。

 店を出てから、思い出したように清香が言う。

「よく考えたら、花火大会なら浴衣買えばよかったね」

「いくらすると思ってんの……」

 値段もそうだが、浴衣は花火大会以外でほとんど使う機会がないのも痛い。仮に浴衣も洋服も九千円だったとして、その九千円で買ったものを年一で着るか週一で着るかと考えれば、どちらが財布に優しいかは一目瞭然だ。

「さて、と……。荷物載るかなあ」

 買った服は、結構な量があった。今回は大型バイクに二人乗りで来ているので、積載量にはあまり余裕がない。一応サイドケースを持ってきているので、多分大丈夫ではあるのだが……。



 結局、一袋は清香が肩に掛けて帰ることになった。

 フルフェイスのヘルメット――翔子が昔使っていたもので、押し入れから引っ張り出してきた――を被った清香が、翔子の後ろに跨る。ライダースーツ越しに、細い腕が腰に絡まるのを感じた。エンジンを掛けて、出発。

 今日は清香も居るし荷物も多いので、ゆっくり安全運転だ。いつもよりゆっくりと流れる景色は、意外と新鮮だった。たまには、こういうのも悪くない。

 と、車通りの少なめな道を走っていると、路地から子供が飛び出してくるのを第六感が察知した。

「危ない!」

 ――まだ間に合う。急ブレーキだ。

 油圧式のディスクブレーキが、高速回転するディスクを挟み込む。運動エネルギーが熱エネルギーに変換されることで、機体の速度は急激に落ちる。

 翔子の操る金属の塊は、ギリギリのところで止まった。すぐ目の前では、五歳ぐらいの男の子と女の子が怯えている。本当にギリギリだった。普通の人間だったら、気づくのが遅れて事故を起こしていただろう。

 今回は事前に察知できたので良かったものの、これが翔子でなければ確実に少年少女は大怪我――で済めばいい方だ――をしていた。彼らの未来の為にも、ここは翔子がビシッと叱っておくべきだろう。

 清香を乗せたまま、翔子は路肩にバイクを停める。彼女に 「ちょっと待ってて」 と告げ、ヘルメットを外しながら怯える少年少女に歩み寄った。

「大丈夫? 怪我はない?」

「……うん」

 男の子が恐る恐る頷くと、女の子もそれに追従して頷く。とりあえず怪我はないようなので、本題に移ることにした。

「君達、なんで飛び出したりなんかしたの?」

 こうやって小さな子供を叱るのには慣れていない。イマイチ勝手がわからないので、とりあえず相手の言い分を聞いておくことにした。

「鬼ごっこ……してたの」

 女の子を守るように前に立った男の子が、怯えながらも話す。もしかすると、女の子のことが好きなのかもしれない。ならなおのこと、しっかり叱ってやる必要がある。

「なんで飛び出しちゃいけないか、わかる?」

「危ない……から」

「そう。さっきはお姉さんが気づいたからいいけど、お姉さんがよそ見してて気づかなかったら、どうなってたと思う?」

 実際にはよそ見してても気づくのだが、それはそれ。トランセンデンターの力を説明しても、五歳児には理解できないだろう。それに、そんな嬉々として広めたい情報ではない。

「たいへん……だった」

 男の子の答えは具体性を欠いていて物足りないものだったが、これ以上高度なものを要求しても仕方がないだろう。そもそも重要なのは、気づかなかったら問題が起きていた、という点だ。別に大変でも悲惨でも葬式でも構わない。

「そう。そしたら君達もとっても痛い思いするし、お父さんやお母さん達もとっても心配しちゃうんだよ」

 結論までどう持っていくか考えながら、翔子は話す。

「うん……」

「だから、今度からはもう飛び出しちゃ駄目だよ。わかった?」

「うん……わかった」

 男の子が頷く、翔子が女の子に顔を向けると、女の子も慌てて頷いた。まあ、とりあえずはこれでいいだろう。

「わかれば、よろしい。もう飛び出しちゃ駄目だよ」

 最後に念を押し、翔子はバイクに戻る。二人が路地に戻っていったのを確認してから、再び走り出した。

 あの二人は、これからきちんと交通ルールを守ることができるだろうか。かなり怖い思いをしたはずなので、しばらくは大丈夫だと思うのだが……数年後どうなるかはわからない。彼らがこれから先交通事故に遭わないよう、祈っておこう。

 その後は特に何事も無く、無事に家についた。



 部屋でまともな洋服を着るのは、数年ぶりな気がする。

「うん、やっぱり似合ってる」

 翔子に服を着せた清香は、満足気に微笑んだ。普通の洋服を着た自分には違和感を覚えるのだが、彼女が喜んでいるようなのでよしとしよう。

 ……いや、普通は、洋服を着たことに違和感を覚える自分の感性を憂いるべきだ。服を着て違和感とかただの変態である。ヌーディズムなるものもこの世には存在するが、別に翔子は特定の思想を持って脱衣しているわけではないので該当しない。単に、面倒くさいので服を着ずに暮らしていたら、体が慣れてしまっただけのことだ。自分を省みて、変態とも少し違うような気がしてきた。別に性衝動を満たすために脱いでいるわけではないので、どちらかと言えばヌーディズムに近いのかもしれない。まあ、日本の価値観で言うとどちらも大差ないのだが。

 まあ、あまりにも脱ぎすぎて、服を着ることに嫌悪感を覚えるようになっても困る。今のうちに、一般的な感性へと矯正しておいたほうが後々楽だろう。この国で裸で生活するメリットは、洗濯と着替えが楽になること以外にない。

(でもやっぱりジーンズは動きにくいような気がする)

 しゃがむ動作をすると、尻のあたりが窮屈になる。これは慣れるしかないのだろうか。幸いなことに、学生時代とは違って身体が成長することはないので、これ以上きつくなることはないと思う。多分。

 上はTシャツなので、特に動きにくいということはなかった。凹凸の多い体型のせいでバストが強調されるが、これについては慣れているので別に構わない。

「そろそろおやつにしよっか」

 時計を見て、清香が言う。つられて時計を見ると、時刻は三時を回っていた。確かに、おやつにはいい時間だ。

 だが。

「おやつはありません」

 翔子の家にお菓子はない。嫌いなわけではないが、普段から買って食べるほど好きなわけでもないのだ。

 しかし、清香は驚きのおの字も見せずに、まるでこの流れを予測していたかのように流暢に返す。

「あるんだな、それが」

「なんであんたがそんなこと……まさか!?」

「そう、そのまさかです!」

 身内特有の三文芝居の末に、清香は持ってきていた彼女のバッグから箱を取り出した。

「ホ、ホットケーキミックス……!」

 てっきりスナック菓子でも出てくるのかと思ったが、違ったようだ。

「一緒に作ろ?」

 心底楽しそうに、清香は言う。どうやら彼女は、姉妹のお菓子作りをご所望らしい。



 こうして並んで台所に立つと、少し前に清香を助けた日のことを思い出す。あの時は、一緒にカレーを作った。翔子の秘密を中途半端に話したことも、覚えている。

 彼女も同じことを考えているのか、急に声のトーンを落とす。

「……翔子姉、まだ怪物と戦ってるの?」

 あれ以降、戦いはさらに激化した。研究施設らしきものを叩き潰してからはまだ一度もベクターズが出現していないが、未だ予断を許さない状況である。トランセンデンターの件も、まだ解決したとは言い難かった。

 とにかく、全てが消化不良なのだ。

「うん。もうしばらく、かかるかな」

 この先どうなるかわからないので、曖昧な言葉を返す。答えをぼかされても、清香が不服を唱えることはなかった。

「ん、そっか」

 ホットケーキミックスを焼きながらの、短い言葉。翔子がその意味をはかりかねていると、彼女は付け足すように、言葉を紡いだ。

「本当はね、そんな危ないこと、すぐにでもやめてもらいたいの。でも、翔子姉がやりたいことなら、私は止めないよ。頑張ってる翔子姉、好きだからね」

 やりたいことなら、止めない。

 果たして、ベクターズとの戦いは、翔子がやりたいことなのだろうか?

 ベクターズとの戦い、ひいては久雄の野望を阻止すること――これは、力を持つものの責任としてやっていることだ。自分はトランセンデンターになれるから、そうしているだけにすぎない。

 ……いや。

 本当に、そうだったのだろうか。トランセンデンターになれなかったら、自分はベクターズに襲われた人々を見捨てていたのだろうか。

 仮に見捨てられなかったとしても、その後はどうする。きっとトランセンデンターになれなければ、恐怖で足がすくみ、動けないだろう。高校生最後の冬、トカゲの怪物に襲われた、あの日のように。

 実行もできないことを、やりたいなどといえるのだろうか。

 トランセンデンターの力があるから、ベクターズと戦っている。それは紛れもない事実だ。トランセンデンターになれなかったら、こんなことはしていない。

 力ありきで始めたことが、果たして本当にやりたいことなのだろうか。

 やりたくないわけではない。

 しかし、本当にやりたいことなのか、断定することができなかった。

「……ちょっと怪しい。止めた方がいい?」

 翔子の迷いを察してか、清香は眉をひそめる。

「いや、それは困るかも」

「ふーん、そう」

 翔子の態度をしばらくは訝しんでいたようだが、やがて手元のフライパンに視線を落とす。と、慌ててホットケーキをひっくり返した。

「あぶな……もう少しで焦げるところだった」

 彼女はホットと一息(ホットケーキだけに) 吐いてから、再び翔子に向き直る。

「誰かに頼まれたからやめられないとか、事情があるなら私も手伝うからさ」

「いや、そういうことじゃ、ないかな……私にもよくわからない。まだ考えがまとまってないんだ」

「……そう」

 清香はホットケーキに視線を落とし、フライ返しできつね色の表面をトントンと叩く。

「これでも私、翔子姉のこと結構心配でさ……。危なっかしいっていうか……。とにかく、……翔子姉が全部背負うこと、ないんだからね。やりたくないなら、やめてもいいんだよ?」

「やりたくないわけじゃない」

 使い終わったボウルを洗いながら、翔子は言う。

「でもやりたいことなのかも、わからない。ただ、私にしかできないから……」

「……わかったよ。もう、私も我儘言わない」

 清香は少し拗ねたように言った。

「翔子姉の、好きにして」

 清香は、自分のことを心配してくれている。それは痛いほど伝わってきた。だが、今の翔子に逃げることは許されていない。

 誰に言われたわけではない。

 自分が、許していなかった。



「バターだけでも美味しいね」

 姉の態度に少し拗ねていたが、お菓子を食べたことで機嫌を直したらしい。上機嫌にホットケーキを頬張る清香は、満足気だった。

「本当はジャムとかあるといいんだけど、使わないから無いんだよねえ」

 翔子が自嘲気味に言うと、彼女は苦笑する。

「翔子姉、パンは何もつけなくても食べちゃうからね」

「パンって結構美味しいからね」

 トランセンデンターの力は味覚も敏感にするため、素材の味がよく分かるのだ。パン本来の甘みを強く感じるので、特にジャムやマーガリンを塗らなくても美味しく食べられる。

 因みに、辛いものは刺激が強くなって食べられなくなるのではと思ったが、耐性が強化されたからか美味しく食べられるようになっていた。むしろ辛さより素材の旨味が際立つので、以前より辛うま系のものが楽しめるようになっている。売れ残って安売りされた激辛インスタント食品には、結構お世話になっていた。

「私はバターが欲しいかなー」

 そう言いながら、清香は次のホットケーキにバターを塗る。彼女は多分バター党だ。そのとりあえずバターを塗る姿勢は、実家暮らしの頃から何一つ変わっていない。なんで太らないんだろう……。

 さて、食べ終わったら、夕食の準備だ。

 昨日はざるうどんだったが、今日は何がいいだろうか。焼きそばが食べたい気分だが、それはきっと花火大会で食べる。

 今から材料を買ってきて、チャーハンとか焼き魚とか、ご飯系や和食系のものを作るのがいいかもしれない。

 屋台で焼きイカを食べたいので、今日はチャーハンにしよう。

「今日の晩御飯はチャーハンでいいかな?」

「チャーハンかー……うん、いいね!」

 清香の賛同も得られたので、今日の夕食はチャーハンで決まりだ。早速、材料を買いに行こう。

 夕食を終えれば、すぐに日付が変わる。明日は、花火大会だ。

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