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1、親友の死
―キーンコーンカーンコーン―
私はいつも通りギリギリで、学校へ行く。
一日の内5回以上は、校則の事で私は先生に怒られている。
「おはよー。」
ガラッ
教室の戸を、開けたけど先生は居ない。
フゥ-
怒られずに済んだ。
・・・?
クラスの皆が、集団で泣いている。
何が、あってんだろう?
すると、親友の優稀が
「夜瑠・・・、愛海が愛海が・・・。」
愛海・・・?
・・・!
確かに、愛海の机には白い花束が、供えてある。
愛海が、死んだ・・・?
そんな、馬鹿な・・・。
昨日だって、「また明日ね。」って言ったのに・・・。
すると、優稀が
「昨日の夜、愛海から電話があって
『私、生き人形遊びしようと思うんだけど。』
って言い出したから
私、『駄目だよ。』
って止めようとしたんだけど
『大丈夫、大丈夫。こんなのガセネタだし平気だよ』
って、言われて・・・。」
生き人形遊び-
あれは、一人かくれんぼより、危険な遊び・・・。